本日5月31日は、ブルック・シールズの59歳の誕生日です。
(1965年5月31日生まれ)

それを記念して、ブルック・シールズの代表作を取り上げます。

 

『青い珊瑚礁』(1980)
監督 ランダル・クレイザー
共演 クリストファー・アトキンズ
撮影 ネストール・アルメンドロス

【あらすじ】
南太平洋上を航行する一隻の帆船。その船内で火事が発生、まだ幼いリチャードと従妹のエメラインは親とはぐれながらも何とか別のボートに乗り込み、難を逃れた。
そして一夜が明け、彼らは無人島に流れ着く。
そこで一緒にボートに乗っていた船の料理番パディから、生きるための知恵を教わるリチャードとエメライン。
しかし、パディはある日命を落としてしまい、残された二人だけの過酷な生活が始まる…

 


この映画を取り上げるのは、撮影監督がネストール・アルメンドロスだからです。
フランスのロメール、トリュフォーに重用されたアルメンドロスは、ハリウッドに渡り、『天国の門』でアカデミー賞最優秀撮影賞を受賞しました。

ハリウッドで引っ張りだこになった彼は多様なジャンルを手掛けます。

その1つが、この「南洋映画」です。
何度も映画化されてきた、欧米人たちの憧れの南洋を、B級映画会社コロンビアが手がけ、その撮影監督としてアルメンドロスへオファーがありました。


南洋と言えばゴーギャンですが、ここではゴーギャンではなく、夜について、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールやレンブラント、昼については、フェルメールを思い出してしまいます。

この作品で再び、アルメンドロスはアカデミー賞最優秀撮影賞にノミネートされます。


弱冠18歳のブルック・シールズは、男優クリストファー・アトキンズと、南洋での「ダフニスとクロエ」を演じるのですが、しなやかな肢体を露わにしながらも、アルメンドロスの光によって、凡庸さの欠片もなく映し出されるのです。

太陽の光だけでなく、揺らめく炎、朝の濃霧、珊瑚礁の水中。
カトリーヌ・ドヌーヴを思わせる、その豊かな髪が、光を受けたり、風になびいたりするのは、捨てたものではないと思います。








思えば、ドヌーヴがスランプになり『ひきしお』(1972)や『うず潮』(1975)で、パリを飛び出し、強い日差しの地中海の島での映画で、犬の真似をしたり、初のコメディエンヌにチャレンジしたりしたのを思い出してしまいます。

『うず潮』の5年後に、ブルック・シールズが南洋に登場したのです。
同名の曲でブレイクした、かつての某アイドル歌手もまた、何度も南洋をモチーフにしたのは、この映画の影響かもしれません。


やや甘ったるさのあるファンタジーですが、たまにはこういうのも悪くはありません。

演技はうまくありませんが、ドヌーヴのデビュー時も似たようなものでした。















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