来る5月29日は、ロミー・シュナイダーの没後42周年となります。
(1938年9月23日生誕 - 1982年5月29日死没)
それを記念して、ロミーの作品を年代順に紹介いたします。

(以前の投稿の再掲となります)

 

なお、2022年は没後40周年ということで、フランスでも日本でもレトロスペクティブが開催されました。

こちらは、ロミーが大ブレイクした作品となります。

 

『プリンセス・シシー』(1955)

監督 エルンスト・マリシュカ

共演 カール=ハインツ・ベーム、マグダ・シュナイダー

撮影 ヘルベルト・ガイヤー他

 

【あらすじ】

19世紀のオーストリア。

皇太后ゾフィーは若き皇帝フランツ・ヨーゼフのお后候補として、自らの姪であるマックス公爵の長女ネネーに白羽の矢を立てる。

しかしフランツ・ヨーゼフが一目で恋に落ちたのはシシーの方だった―。



1955年まで、世界の映画は、ハリウッドによって席巻されていました。

しかし、1955年前後から、ハリウッドのスタジオシステムが崩壊し始めます。

同時に、戦後イタリアから生まれた新しい映画運動は、その後フランスへ飛び火して、大きな運動になる寸前でした。

 ※シャブロル『美しきセルジュ』(1958)
      トリュフォー『大人はわかってくれない』(1959)

  ゴダール『勝手にしやがれ』(1960)

 

そんな中、オーストリアから、敗戦のダメージを払拭するかのように、このカラー映画が登場したのです。


それは、新しい映画運動のリアリズムなどとは真逆の、19世紀を舞台としたロマンティックな王女の恋愛物語でした。
更には、「ご当地映画」(ハイマート映画)と呼ばれたような、風光明媚な山岳地帯を舞台としていました。

そこに登場したヒロインこそ、大女優マグダを母に持つ17歳の少女ロミー・シュナイダーだったのです。




























リアリズムの欠片もない、能天気とさえ言えるこの映画に登場したロミーの魅力は、圧倒的な力に満ちた等身大の若さでした。

 

それは、オードリー・ヘップバーンが『ローマの休日』(1953)で演じた、等身大の「王女アン」が持っていた魅力であり、マリリン・モンローが『バス停留所』(1956)でみせた酒場の三流歌手の切なさと近しいものでした。

 

ドイツ出身の女優ディートリッヒが体現していたような、戦前の淑女/貴婦人の美学を、涼しい顔でスルーする新しい世代の登場をこの映画で見ることが出来ます。

 

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