来る7月7日に没後57周年を迎えるヴィヴィアン・リーの作品を紹介しています。
(1913年11月5日生誕 - 1967年7月7日死没)

 

『風と共に去りぬ』の前は、ヴィヴィアンはイギリス映画界で活躍していました。

当たり前のことですが、いまのように世界中がハリウッド映画で覆われた時代ではないのです。

 

『茶碗の中の嵐』(1937)

監督 V・サヴィル、I・ダルリンプル

共演 レックス・ハリソン

製作 アレクサンダー・コルダ(ロンドン・フィルム)
撮影 エドワード・コーエン他

 

【あらすじ】

イギリスの若い新聞記者バードンは、 スコットランドの西海岸バイキーの町でたった一つの新聞「アドヴァタイザー」に入社し、市長ウイリアム・ガウの娘ヴィクトリアと恋に陥ちた。

ガウ市長は冷酷な利己主義者で、次期の選挙にはカレドニア派に推されて立候補し、 将来はスコットランドの独裁者を以て任じている。

新聞社長ホレース・スカーヴィングはガウを支持していた。

バードンは社命を帯びて市長に面会するため市役所へ行った…

 

『風と共に去りぬ』(1939)に先立つ2年前の1937年、『無敵艦隊』『間諜』に続いて、ヴィヴィアンはこの映画に出演しました。

 

かつては、このように映画は1年に3本くらい作られるものでした。

かといって、手抜きされていた訳ではありません。

なかには、そうした作品はあったでしょうけど、世界中で映画がベルトコンベアに乗せられるかのように、システマティックに一定の質が担保されながら、作られる仕組みがあったのです。

 

それが、スタジオシステムというものです。

 

テレビやレコードが一般に普及する前は、映画とラジオが、人々にとっての最も身近な娯楽でありました。

また、映画に関わる人たちの方も、演劇や文学といった分野で活躍していた芸術家たちが多くいました。

 

シェイクスピアの国であるイギリスでは、そうした演劇人として、ローレンス・オリヴィエ(ヴィヴィアンの夫)だけでなく、レックス・ハリソンがいました。

 

この映画は、そんなレックス・ハリソンと、ヴィヴィアンとの主演の映画です。

 

レックス・ハリソンは、ご存知の通りその後ハリウッドにわたりました。

演劇界ではローレンス・オリヴィエの方が評価が高いですが、映画界においてはレックス・ハリソンの方が名優です。

 

以下はレックス・ハリソンの代表作です:

 

『アンナとシャム王』(1946)

  『王様と私』に先立つ、同名のマーガレット・ランドンの小説の映画化。

  共演: アイリーン・ダン


 

『殺人幻想曲』(1948)

      プレストン・スタージェスによるスクリューボール・ブラックコメディ映画。

  共演: リンダ・ダーネル
 



『クレオパトラ』(1963)

      言わずと知れた、『風と共に去りぬ』と並ぶハリウッドの超大作。

  共演: エリザベス・テイラー


 

『マイ・フェア・レディ』(1964)

     これも説明不要の、アカデミー賞作品賞を受賞したオードリーのNo.1となるミュージカル。


 

 

さて、話は脱線しましたが、そんな名優レックス・ハリソンと、ヴィヴィアンとの共演作品の出来が悪いわけがありません。

 



また、ジョン・フォードの『わが谷は緑なりき』(1941)のサラ・オールグッドも準主演役で共演しており、その後ハリウッドに渡るイギリスの名優3人が出演しており、それぞれが安定した演技を見せております。

 

 

ヴィヴィアンは、映画女優として、ますます脂が乗っており、喜怒哀楽の表現にも幅が出ています。

犬の殺処分をめぐる議会政治をテーマとした、コメディタッチで、ラブロマンスの要素のある脚本を巧みに演じております。

 

右眉の魅力については、先日も述べた通りで、この作品でも堪能できます。



















 

 

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