本日10月8日は、クロード・ジャドの生誕74周年になります。

(1948年10月8日生誕 - 2006年12月1日死没)

 

こちらは、「生誕90周年上映 フランソワ・トリュフォーの冒険」でも上映されている作品です。

 

『家庭』(1970)

監督 フランソワ・トリュフォー

主演 ジャン=ピエール・レオ、クロード・ジャド、松本弘子

撮影 ネストール・アルメンドロス


【あらすじ】

新婚まもないクリスティーヌは、町で買い物をしても未だマドモワゼルと呼ばれる初々しさ。

街角で花に染色を試みては売っている夫アントワーヌと、ささやかな幸福をかみしめていた。

しかし、花屋事業は失敗に終わり、アントワーヌは米国資産の水力会社の実験係に雇われる。

模型の船をプールに浮かべる、簡単な仕事だ。

そして、そこに見学に現れた日本人女性キョーコの神秘性に惹かれた彼は、彼女と深い仲になってしまう。

夫婦の間には男の子が誕生したばかりなのだが……。


トリュフォーの自伝的な作品群「アントワーヌ・ドワネル」ものの第4作です。

 

クロード・ジャドは、『夜霧の恋人たち』以来のトリュフォーの女優で、本作の主人公です。

そして、「アントワーヌ・ドワネル」ものの第5作『逃げ去る恋』ではレオと離婚をします。

 

















 

この映画で魅力的なのはベッドシーンでしょう。

と言っても、クロード・ジャドとジャン=ピエール・レオが並んでベッドへ入るのを真正面から撮っているだけなのですが。

 

クロード・ジャドとジャン=ピエール・レオーがベッドのなかに入っているところは、『家庭』のなかでわたしの最も好きなシーンなのです。

ベッドのなかの2人を見て、わたしは本当に、2人をいっしょにさせてよかったと思いました。

『家庭』のなかのベッド・シーンは、すべて、ムードとしては、戦前のアメリカ喜劇、エルンスト・ルビッチやレオ・マッケリーの結婚喜劇、いわゆるソフィスティケーテッド・コメディーの感じ狙ったものでした。

(フランソワ・トリュフォー)

 







 

トリュフォーの言わんとしていること/映画で実現しようとしていることは理解できます。

じっさい、この映画は、後半はクロード・ジャドとレオがベッドを共にできないことから来る悲劇的な展開を描いているのです。

 

迫りくる1970年代の過激な表現の時代を前に、映画にまだぬくもりや温かみがあり、男女の機微を軽やかに描ける最後の時代でありました。

 

それは、この映画に、『ぼくの伯父さん』で知られるジャック・タチのキャラクター「ユロ氏」が出てくることからも分かります。そうした牧歌的な時代の最後の残滓なのでしょう。

 

 

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