来る5月29日は、ロミー・シュナイダーの没後42周年となります。
(1938年9月23日生誕 - 1982年5月29日死没)

それを記念して、ロミーの作品を年代順に紹介しています。
(以前の投稿の再掲となります)

 

『暗殺者のメロディ』(1972)
監督 ジョセフ・ロージー
共演 アラン・ドロン、リチャード・バートン
撮影 パスクァリーノ・デ・サンティス

美術 リチャード・マクドナルド

【あらすじ】
1929年、スターリンによってソ連から追放された革命家トロツキーはメキシコに逃亡したが、1940年、クレムリンの密命を受けた暗殺者フランク・ジャクソンの手にかかって殺された。
世界史上あまりにも有名なトロツキー暗殺事件をスクリーンに再現した暗殺劇。

 

またもや、ロミーがアラン・ドロンと共演をした映画です。

それも、あのジョセフ・ロージーの作品です。

 

(その後、ドロンはロージーの『パリの灯は遠く』に主演します)
(また、共演のリチャード・バートンはロージーの『夕なぎ』で素晴らしい演技を見せています)

 

 

 














 

アラン・ドロン扮するトロツキー暗殺者が利用する、トロツキー支援者の役をロミーが演じています。

ロミーは、時に眼鏡をかけトロツキーの事務所で書類仕事をする一方で、時にアラン・ドロンと親密な愛憎劇を見せてくれます。

 

ロミーは実に情熱的な役どころです。

闘牛の残酷さを嘆いたり、トロツキー支援者として、反トロツキーデモへと突っ込んでいったりしており、ロミーの狂気がうかがえる瞬間があります。

 

ジョセフ・ロージーは極めて重要な作家です。

ロージーの映画では、存在基盤が曖昧な主人公や、存在を脅かされている主人公について、その存在基盤が危うさから来る脅威や、その脅威からの解放が、映画として実現されているのです。

すなわち、スクリーンにおける空間の美学として語られているのです。

  • 『エヴァの匂い』で、ジャンヌ・モローが入り込むヴェネツィアの家。
  • 『コンクリートジャングル』で、スタンリー・ベイカーが収容される刑務所。
  • 『夕なぎ』で、エリザベス・テイラーの住むカプリ海の島の怪奇な家。
  • 『秘密の儀式』で、ミア・ファーロウが受け継いだ邸宅。
  • 『パリの灯は遠く』で、アラン・ドロンが美術品を買いたたくパリの家。
  • 『できごと』で、ダーク・ボガードがジャクリーヌ・ササールやスタンリー・ベイカーを招待する家。

そうした空間設計が、美術監督リチャード・マクドナルドとの緊密な連携によって生み出されていることは、蓮實重彦によるロージーへのインタビューで、ロージーもはっきり認めているところです。

 

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