5月29日は、ロミー・シュナイダーの没後41周年でした。
(1938年9月23日生誕 - 1982年5月29日死没)
それを記念して、ロミーの作品を紹介しています。

なお、昨年は没後40周年ということで、フランスでも日本でもレトロスペクティブが開催されました。

 

『離愁』(1973)
監督 ピエール・グラニエ=ドフェール
共演 ジャン=ルイ・トランティニャン
撮影 ワルター・ウォティッツ

【あらすじ】
第2次世界大戦下のフランス。
ナチスの進撃が迫る中、ジュリアンは妻と幼い娘を連れて疎開列車に乗ろうとしていた。
だが、妻子とは別の車両に割り振られてしまう。
そんな中、ジュリアンはドイツ生まれのユダヤ人女性アンナに出会う。
2人は避難列車の旅を続けるうちに惹かれあい、道ならぬ恋と知りつつ愛は深まるばかりだった。
やがて列車は終着駅へ着き別れを迎えるが、数年後二人の運命は再び動き出す…。

 


ロミー・シュナイダーは、
1938年にオーストリア・ウィーン生まれました。
15歳の時、母マグダ・シュナイダーの主演作品に出演。
1958年の『恋ひとすじに』で共演した新人時代のアラン・ドロンと交際し婚約。しかし5年後に破局し低迷期を送る。
やがて1966年の『夏の夜の10時30分』で復活し、以降は着実に実力を発揮。
しかし1981年、最愛の息子を事故で失った翌年に、薬物の大量摂取が原因でこの世を去りました。

 

ロミーと同い年の女優としては、クラウディア・カルディナーレ、ミレーヌ・ドモンジョ、ベルナデット・ラフォン、ジーン・セバーグがいます。

ジーン・セバーグと同様に夭逝が大変悔やまれます。
(43歳。ジーン・セバーグは40歳)

フランスでロミー・シュナイダー賞という若い女優へ与えられる賞があるのも分かります。

 

35歳のときのこの作品は、彼女の女優としての脂がのっている時期と言えましょう。

 





 

 

 


ロミーは、シックな黒なワンピースをずっと纏い、髪をまとめています。

ロングショットで捉えられた、トランティニャンを待つ彼女の姿が強く印象に残ります。

 

 

 

 


ピエール・グラニエ=ドフェールの演出は、特に可もなく不可もないのですが、ラストシーンは素晴らしく感動的です。

 

なお、ロミー・シュナイダー自身はこの役を大変気に入っていて、以下のようなコメントを残しています:
 

この若い女性アンナは、私がそうするであろうとおりに行動し、思考し、反応し、愛する。

ここ数年来で最高の役だ。
私はチャンスをすかさず捕まえたのだ。

今日なおドイツで市民権を保っているナチズムの野蛮さに警鐘を鳴らすチャンスを。

 

 

 

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