4月6日から始まる講座「女優のエレガンス」で取り上げる作品を、予告篇のようにご案内します。

カトリーヌ・ドヌーヴ(全4回)の第1回で、『シェルブールの雨傘』の他に紹介する、同じ監督(ジャック・ドゥミー)による作品です。 

 

『ロシュフォールの恋人たち』(1966)
監督 ジャック・ドゥミ
音楽 ミシェル・ルグラン
共演 フランソワーズ・ドルレアック、ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリス、ミシェル・ピッコリ、ダニエル・ダリュー
美術 ベルナール・エヴァン

【あらすじ】
年に一度のお祭りを目前に控える南仏の海辺の町ロシュフォール。
双子の姉妹ソランジュとデルフィーヌは、それぞれ芸術を志しながら、理想の恋人との運命の出逢いを夢見ていた。
そんな彼女たちの母親が営むカフェは、オートバイの曲芸師や画家の水兵など常連客たちで今日も大盛況。
そして、いよいよお祭り当日。ソランジュとデルフィーヌを中心に様々な恋愛模様が繰り広げられていくのだが…。

 


『シェルブールの雨傘』同様に、ジャック・ドゥミ=ミシェル・ルグラン=ドヌーヴの組み合わせによる作品です。

特に、この作品は、前作よりも田舎町をカラフルに染め上げています。
多くの人物を登場させ、ジョージ・チャキリスの『ウェスト・サイド・ストーリー』ばりの、街中での群舞が特徴的です。

そう、ジョージ・チャキリス、御大ジーン・ケリー、フランス映画界の大御所ダニエル・ダリュー、名優ミシェル・ピッコリと、豪華キャストなのです。

 




何よりも、この映画は、ドヌーヴと実姉フランソワーズ・ドルレアックとが、実生活同様に姉妹として登場し、双子として踊るところが、魅力の核となっています。

※ドヌーヴの本名は、カトリーヌ・ドルレアックと言い、姉と区別するために、母の旧姓を使って、カトリーヌ・ドヌーヴという芸名を使っています。

 

※なお、当初はオードリー・ヘップバーンとブリジット・バルドーで企画が進んでいたそうです。

 













2人とも歌は吹き替えですが、カラフルなコスチュームを合わせ、シンメトリックなダンスを披露しています。

そのカラフルでシンメトリックな世界については、ただただ、大きな画面と音楽とで浸って頂ければと思います。

 

















とはいえ、ジーン・ケリーやジョージ・チャキリスによる、ハリウッドミュージカル的な多幸感のなか、ドヌーヴは、ときにネグリジェ姿で窓際でタバコを吸い、ときにけだるくカウチに横たわります。







可愛いだけの「フランス人形」ではない、ドヌーヴの憂鬱さが、この映画に深みを与えています。

 








ところで、この作品の貴重さは、2人の共演にあります。

ご存知のとおり、フランソワーズ・ドルレアックは、この映画の撮影の直後、交通事故で急逝したため、数少ない姉妹共演作となりました。
(※『男を追って』と本作のみ)

ドヌーヴは長年フランソワーズについて語ることを避けてきましたが、漸く1996年になり『彼女はフランソワーズという名前だった』という本を出版(パトリック・モディアノとの共著)し、亡姉を偲んでいます。同時にテレビドキュメンタリーにもなっています。

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