来る5月14日は、ケイト・ブランシェットの55歳の誕生日です。
(1969年5月14日生まれ)


それを記念して、ケイト・ブランシェットの作品を紹介しています。
(過去の投稿の再掲となります)

 

『ナイトメア・アリー』(2021)
監督 ギレルモ・デル・トロ 
共演 ブラッドリー・クーパー、ルーニー・マーラ
撮影 ダン・ローストセン

【あらすじ】
1939年のアメリカ。故郷を後にしたスタンは、やがて怪しげで華やかなカーニバルの一座で働き始める。
彼はそこで読心術のテクニックを学ぶと、電流ショーをしていた美女モリーを連れて一座を抜け出す。
その後、2人は一流ホテルでお金持ちを相手に読心術のショーを披露し成功を収める。
ある日、そんなスタンの前に心理学者リリス・リッター博士が現れるのだったが…。

 

ケイト・ブランシェットの存在感は、他の2人の女優や、主演のブラッドリー・クーパーと比して、圧倒しています。

それは、完璧なフィルムノワールの女「ファムファタール(運命の女)」を演じているからです。
(それは、監督やスタッフのインタビューで名言されています)

暗い背景に浮かびあがるブロンドヘアと、低い声で男を翻弄させる存在は、ローレン・バコールやリタ・ヘイワ―スのことを思い出さない人はいないでしょう。

そして、そのシックで、妖艶さには、ハリウッドクラシックの女優たち(グレタ・ガルボやジョーン・クロフォードやラナ・ターナー)の要素もブレンドしてあるでしょう。

とりわけ、クーパーに真相を明かすくだりは、ディートリッヒやベティ・デイヴィスを思い出せます。

ここでのケイト・ブランシェットには、そうしたハリウッド女優史を総括したかのような凄みがあります。






















フィルムノワールとは違う点は、カラーであることです。

このカラーの作品では、ケイト・ブランシェットの鮮烈な赤い口紅の唇が鮮烈な印象を与えます。
この赤さは、マリリン・モンロー、ジェーン・マンスフィールドの赤い口紅を思い出させます。
妖艶さという点では、キム・ノヴァクでしょうか。

 






ケイト・ブランシェットのあまりにも期待を遥かに上回る華麗さに、この長い長い映画に耐えながら、後半は、ひたすらにそんな女優の名前ばかりが思いだされてしまうのでした。

この映画では、ナチの台頭や、日米開戦について若干触れられていますが、ストーリーと全く関係がありません。
メイクアップアーティストからキャリアを始めた監督ギレルモ・デル・トロにとっては、ただただ技巧の極みを尽くしたケイト・ブランシェットのためだけに、映画を撮ったかのようです。

#映画好きな人と繋がりたい
#洋画好きな人と繋がりたい
#映画好き 
#おすすめ映画 
#エレガンス
#女優 
#女優志願
#女優志望
#映画鑑賞
#オーストラリア女優
#女優好きな人と繋がりたい 
#女優さん好きな人と繋がりたい
#女優好きさんと繋がりたい
#ケイトブランシェット
#ナイトメアアリー

#actress
#elegance
#mysterious
#cateblanchett
#nightmarealley