来る3月9日はジュリエット・ビノシュの60歳の誕生日です。

(1964年3月9日生まれ)

それを記念して彼女の作品をご紹介します。


今日ご紹介するのは、疲労感を漂わせた女性を演じながらも、美しいジュリエットが印象的なフィルムです。

 

『PARIS(パリ)』(2008)
監督 セドリック・クラピッシュ 
共演 ロマン・デュリス、メラニー・ロラン
撮影 クリストフ・ボーカルヌ


【あらすじ】
心臓病を患い、余命わずかと宣告されたムーラン・ルージュの元ダンサー、ピエール。
そんなピエールを案じて姉のエリーズが同居を始める。3人の子どもを女手一つで育てている彼女は、もう若くないからと自分の人生を諦めていたが…。
一方、歴史学者のロランは自分の講義を受ける学生レティシアに年甲斐もなく惚れてしまい…。

彼の弟で建築家のフィリップ、離婚後も同じマルシェで働くジャンとカロリーヌ、兄を頼りに不法入国を図るカメルーンのブノワ、そして華やかなファッション業界で働くマルジョレーヌ、誰もがパリの空の下、不満や問題を抱えながら日々を送っていたが…。

 

ジュリエットは、この映画では、暗い服(何の服か分からないような)をしじゅう着ています。
肌の露出はほとんどないその服は、寒さをしのぐことは出来たり、汚れを隠すことが出来たりしても、それをまとう女性の魅力を引き立たせることはない、秋冬用の厚手の服を着ています。

ジュリエットは、いつもの口角を上げたスマイルをときに見せながらも、主人公の弟を襲った悲劇的な病気や苦悩に対して、力のない視線を注ぐばかりです。
自ら、髪もぼさぼさであると呟くほどです。
また、自身に対しても、3人の子供子育てに疲れ、女性としての魅力がないとでもいうような表情をします。

しかしながら、決して観るのがしんどいような映画ではありません。
それは、パリに注ぎ込む光をキャメラが慎ましく捉えているからかもしれません。




















正しい疲労というか、カラ元気とは無縁の女性、疲れたときは疲れた顔をするような、等身大の女性を味わえる映画です。

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