来る3月9日はジュリエット・ビノシュの60歳の誕生日です。
(1964年3月9日生まれ)
それを記念して彼女の作品をご紹介しています。


今日ご紹介するのは、アパルトヘイトをめぐるドラマです。

 

『イン・マイ・カントリー』(2004)
監督 ジョン・ブアマン
共演 サミュエル・L・ジャクソン
撮影 シェイマス・ディーシー


【あらすじ】
1995年、南アフリカ。
アパルトヘイト政策による被害を調査する[真実和解委員会]が設立された。
この地で生まれ育った白人のアンナは、委員会の意義を信じて活動を取材した。
一方、アメリカから派遣された黒人の新聞記者ラングストンは懐疑的だった自由と平等の建前と本音を知っていたからだ。
人種の異なるふたりのジャーナリストが南アフリカ再生への軌跡を追う。

 

ビノシュは、この頃からドヌーヴ同様に政治的な映画にいくつか出演しています。


世界同時多発テロを扱った『カウントダウン 9.11』(2006)、中東問題を扱った『撤退』(2007)、チリ政府の腐敗を扱った『チリ33人 希望の軌跡』(2015)などです。

『こわれゆく世界の中で』(2006)もセルビア・ヘルツェゴビナ事件の余波を感じさせる作品です。

また『さよならを言いたくて』(2014)では、アフガニスタンで自爆テロに巻き込まれる記者を演じてもいます。

更には『5月の花嫁学校』(2020)のようなコメディタッチの映画では、フェミニズムの称揚で映画は幕を閉じます。

じっさいの政治活動もアクティヴで、2022年10月には、イランでのヒジャブ着用を巡る女性の死亡事件に抗議して、髪を切る行動をSNSに投稿し話題を呼びました。


こうした姿勢は、先行する偉大なフランス文化人たちの態度(アンガージュマン)を継承しようとする姿勢でもあり、閉塞するフランス映画界を打破しようとする試みでもありましょう。

 

あるいは、『ショコラ』(2000)や『シェフと素顔と、おいしい時間』(2002)のような、可愛いパリジェンヌの役に飽きたのかもしれません。

 

いずれにせよ、フランスNo.1女優としての矜持がかんじられます。










そうしたビノシュの政治的な映画への出演の第1作がこのアメリカ映画です。

 

ビノシュの眼鏡姿や、タバコやウィスキーを飲んでやさぐれているショットを見ることが出来ます。
そういえば、ドヌーヴも、"L'African"という作品でやさぐれた役を演じていました。

 

 





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