来る3月9日はジュリエット・ビノシュの60歳の誕生日です。
(1964年3月9日生まれ)
それを記念して彼女の作品をご紹介しています。

 

現在再評価が高まっている女性映画監督シャンタル・アケルマンの作品です。

 

『カウチ・イン・ニューヨーク』(1996)
監督 シャンタル・アケルマン
共演 ウィリアム・ハート
撮影   ディートリッヒ・ローマン


【あらすじ】
患者に追われる生活に疲れた精神分析医ハリスが、パリの新聞に“アパート交換”の広告を出したことからストーリーは始まる。
同じように男に追われることにうんざりしていたパリジェンヌと期限付きで部屋を交換。
ところがハリスはあっと言う間にパリの貧乏アパートでの生活に耐えきれずNYに帰ってきてしまう。
そこで彼女が、自分の代わりに患者たちをセラピーしていることが発覚。



たわいものない、可愛らしいコメディです。

ビノシュは、ウィリアム・ハートのセリフを借りれば、
「とても美しく、生き生きして直感的な女性。信じがたいほど素直で、しかもつれない。
不実でいて、限りなく優しい、複雑な女」を
そのままで生きているパリジェンヌとして登場します。


そのビノシュとウィリアム・ハートとのオーソドックスなラブコメディに仕上がっています。



 

 



ビノシュが精神科医の真似事をするときのスーツは、実にエレガントです。

 


 




さて、この映画は、インターナショナルな映画です。

 

製作は、仏独ベルギー合作です。
主演男優はアメリカ人ウィリアム・ハートで、舞台のほとんどはニューヨークなので、英語ばかりの映画です。
とはいえ、室内の撮影は、ほぼドイツで撮影されているようです。
そして、監督はベルギーの女性監督シャンタル・アケルマンで、主演女優はフランスのビノシュ。

『存在の耐え難い軽さ』(1988)での成功を更に広げていきたいというビノシュの野心が垣間見えるようです。
じっさい、この作品の翌年『イングリッシュ・ペイシェント』でビノシュは大成功を収めました。

※なお、ウィリアム・ハートはこの6年後、カトリーヌ・ドヌーヴと共演しています。(『逢いたくて』, 2002)
   このころ、米仏合作の映画製作が増えたのでしょうか。

 

※ところで、この映画のプロモーションに俳優たちが協力的でなかったと、シャンタル・アケルマンは恨んだそうです。

#映画好きな人と繋がりたい
#洋画好きな人と繋がりたい
#映画好き 
#女優  
#美女 
#女優  
#女優志願
#女優志望 
#エレガンス
#最も偉大な女優
#フランス女優
#フランス映画
#ジュリエットビノシュ

#actress
#elegance
#actrice
#élégance
#JulietteBinoche
#mysterious
#mystérieuse