2月27日のエリザベス・テイラー(リズ)の生誕92周年に向けて、彼女の作品を紹介しています。
(1932年2月27日 - 2011年3月23日, 79歳没)

 

リズ、いやハリウッドの歴史を代表する1本です。
その意味で、
『風と共に去りぬ』に近い性格をもった作品です。

 

『クレオパトラ』(1963)
製作 20世紀FOX ウォルター・ウェンジャー
監督 ジョセフ・L・マンキウィッツ
共演 レックス・ハリソン、リチャード・バートン

撮影 レオン・シャムロイ

【あらすじ】
政敵を追ってエジプトに上陸したローマ軍の闘将シーザー。彼を虜にしたのは美姫クレオパトラの英知と美貌であった。彼はクレオパトラを女王に後押しし、彼女と結婚するが、ブルータスの裏切りにより暗殺されてしまう。
ブルータスを討った腹心アントニーはクレオパトラと、激しい恋に落ちるが、政略結婚でローマに戻ることを余儀なくされる。クレオパトラへの想いを断ち切れないアントニーは遂に、ローマと妻を捨てエジプトへ。激怒したローマは、エジプトを相手に開戦を宣言する――!

 

この作品の魅力は失敗作の魅力です。

そして、この映画の作品過程にまつわるスキャンダルもまた、ハリウッドの歴史に残るものであります。
それは、監督のマンキウィッツのせいでもなければ、最終的にひきとったプロデューサーのウォルター・ウェンジャーのせいでもありません。

ましてや、リズや主演男優たちのせいでもありません。


これは、ハリウッドが1950年代をかけて衰退していた果てに起きた、必然的な失敗作だと感じます。


20世紀FOXは確かにこの映画によって、壊滅的な経済的な損失を被りましたが、それは、困難な時代を迎えつつあったハリウッドが一発逆転を狙った賭けに出て、その賭けに負けたのだと思います。


その意味で、この作品は、質的にも商業的にも、成功したとは言い難いのですが、マンキウィッツ監督の大変な苦労によって仕上がったこの作品は、観るべきところがあります。

 

そもそも、『風と共に去りぬ』と比べることは出来ませんが、これはこれで味わいのある作品です。


クレオパトラ役のリズは、豊かな黒髪と、原色系の衣裳で絶えず私たちの視線を惹き付けますし、シネマスコープの横長の画面に、たおやかに横たわる姿態は、低俗さもなく、エキゾチックな魅力があります。



































そして何よりも、この映画は戦闘シーンは少なく、ヒューマンドラマであり、リズは「崇高なる神のしもべの女王」などではなく、現代人と近しい感性や表情をもって、親しみやすい存在感があるのです。

ローマに上陸して、空前の行列の末に登場してきたあとで、ウィンクをするリズは、本当に可愛らしいと思います。


昨今は、歴史実証主義が流行していますが、映画とはそんな実証とやらと
無縁でいいと思います。


私たちが観たいのは、クレオパトラの史実ではなく、リズなのです。


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