2月27日のエリザベス・テイラー(リズ)の生誕92周年に向けて、彼女の作品を紹介しています。
(1932年2月27日 - 2011年3月23日, 79歳没)

こちらは、Amazonプライムビデオで無料で視聴可能です。

 

 

『花嫁の父』(1950)
監督 ヴィンセント・ミネリ
共演 スペンサー・トレイシー
撮影 ジョン・アルトン


【あらすじ】
一面に広がる披露宴の残骸の中に、ぐったりを肩を落とした男がポツンと1人。
彼の名はスタンリー・バンクス。たった今、手塩にかけて育てた一人娘のケイを、新婚旅行へと送り出したばかり。
彼の頭の中は、この数ヶ月のドタバタでグッチャグチャ。
愛娘が結婚したいと告白した瞬間から、披露宴の準備、破談寸前のアクシデント…。

 

リズは、ロンドンに生まれ、1939年渡米し、1942年、子役としてデビューしMGMと契約。
1958年、MGMとの契約切れに伴い、20世紀フォックスの『クレオパトラ』出演に契約。(1963年公開)
1980年代は舞台と社会貢献活動へ移行します。


リズは、子役からの生粋のハリウッド女優です。それもMGMという女優を大事にする会社の所属でした。
そして、『風と共に去りぬ』と並ぶ、運命のハリウッド最大スペクタクル『クレオパトラ』の主演女優でした。
生粋の女優かもしれません。


さて、この作品はリズが『陽のあたる場所』(1951)でスターダムへ上がる直前の作品となります。
父親役のスペンサー・トレイシーにフォーカスが当たっていますが、まだ18歳の初々しいリズを堪能できます。









それにしても、ハリウッド黄金期の素晴らしさ。

監督は、名匠ヴィンセント・ミネリ。
『若草の頃』(1944)や『巴里のアメリカ人』(1951)や『バンド・ワゴン』(1953)のようなMGMミュージカル映画で有名です。
他にも、ジェニファー・ジョーンズが美しい『ボヴァリー夫人』(1949)や、デボラ・カー主演の『お茶と同情』(1956)など、崩壊しつつあったハリウッドを支えた監督の一人です。

ご存知の通り、『若草の頃』の主演女優だったジュディ・ガーランドと結婚し、娘がライザ・ミネリです。

なお、リズとは後年『いそしぎ』(1965)で協働することになります。

主演男優は、真の名優スペンサー・トレイシー。
キャサリン・ヘップバーンとの友情は、映画史に残るものです。

 






この映画は、小津安二郎のハリウッド版と言えましょう。

小津安二郎は、原節子や有馬稲子や司葉子を娘役に据えて撮った一連の作品を撮っています(『晩春』『麦秋』『彼岸花』『秋日和』)。

こちらの作品はコメディタッチなので、小津の『彼岸花』にいちばん似ているかもしれません。

 

この作品は、90分のいう簡潔な長さに収まった、テンポの良い語り口、音楽やギミックな仕掛けの無い、慎ましい演出、スペンサーの身体や声や演技のマイルドさ、バイプレーヤーたちの安定感があり、見応えがあります。

 

ハリウッド黄金期の素晴らしさを堪能できます。

1960年代以降のアメリカ映画は、物語においては現代的である一方、演出においては煽情的で繊細さに欠けているのですが、そうした残念さとは無縁に観ることが出来ます。



そして、何といっても18歳のリズの神々しいまでの可憐さ。

思わず、スペンサー・トレイシーに感情移入して、涙がこぼれそうになります。
文句の付けどころのない作品です。












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