1月24日は、ナスターシャ・キンスキーの生誕63周年でした。
(1961年1月24日、旧西ベルリン生まれ)
それを記念して彼女の作品を紹介しています。


ナスターシャのベストNo.3は、ナスターシャが国際的な評価を得た作品です。

 

『テス』(1979)
監督 ロマン・ポランスキー 
共演 ピーター・ファース、アリエル・ドンバール
撮影 ジェフリー・アンスワース、ギスラン・クロケ ※アカデミー賞受賞

衣裳 アンソニー・パウエル ※アカデミー賞受賞

美術 ピエール・ギュフロワ、ジャック・スティーヴンス ※アカデミー賞受賞

【あらすじ】
19世紀末、ドーセット地方の貧農の娘テスは遠縁のダーバビル家に奉公に出される。
その息子にかどわかされ私生児を孕んだ彼女だが、実家に戻って生んだ子はわずか数週間で死んでしまう。
後に働きに出た農場で牧師の息子と美しい恋に落ち結婚するが、テスの過去を初夜に知った彼はそのまま外国に去っていく。
流転の人生の果てに再び彼とめぐりあうテスだが、もはや新たな選択は破滅を意味した……。


※本作は、シャロン・テートに捧げられています

 


171分の大長編のメロドラマです。
ポランスキーが古典的な演出の映画に無謀にも挑戦しています。

あろうことか、この映画のロケハン中に、ポランスキーの妻シャロン・テートは殺害されてしまいました。 
 ※舞台はイギリスですが、ロケはフランス


















前半の、いかにも美少女の瑞々しい美しさを強調してみせる展開より、後半の方が圧倒的にナスターシャ・キンスキーの印象が強く残ります。


 


特に、戻ってきたピーター・ファースに二度と会わないと言ったナスターシャが、サンボーンの駅にふと現れる瞬間は、素晴らしく映画的な感動があります。
そこには、美少女ナスターシャではなく、映画女優としてのナスターシャが力強く、映像に刻みこまれています。






ところで、ナスターシャはドイツ生まれということもあり、北欧系女優、とりわけイングリッド・バーグマンの面影を感じるときがあります。

 

撮影監督はギスラン・クロケ。(前任のジェフリー・アンスワースは、撮影中に逝去)

ブレッソンからジャック・ドゥミまでを手掛ける名手です。

この作品は、ポランスキーの作品ではなく、ギスラン・クロケによる18歳のナスターシャ・キンスキーのポートレートとでも言える作品です。

それだけでなく、衣裳のアンソニー・パウエルも、美術のピエール・ギュフロワ、ジャック・スティーヴンスも受賞しているので、そう考えると、この映画の真の立役者は、プロデューサーのクロード・ベリかもしれません。


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