本日5月4日は、オードリー・ヘップバーンの生誕95周年となります。
(1929年5月4日 - 1993年1月20日)
 それを記念してオードリーの作品を紹介しています。(過去の投稿の再掲となります)

 

『パリの恋人』(1957)
監督 スタンリー・ドーネン
共演 フレッド・アステア
衣裳 イーディス・ヘッド+ジヴァンシー
映像協力 リチャード・アヴェドン
音楽 ジョージ・ガーシュウィン 

撮影 レイ・ジューン ※テクニカラー

【あらすじ】
ファッション誌のために新たなモデルを探しているカメラマンのディック・エヴリーは、古本屋で働くインテリ娘ジョー・ストックトンに才能を感じ取る。
彼女にモデルとなって、パリで開かれる雑誌のカバーガール発表パーティーに出席してほしいと頼むディック。
ファッション業界には興味のないジョーだったが、パリに行けば尊敬するフロストル教授に会えるかもしれないと話を受けることに。

 

オードリーとアステアが歌って踊るセミ・ミュージカルです。
オードリーは、初めて歌声を披露しているだけでなく、バレリーナとしてのキャリアを活かしてダンスを披露しています。


とりわけ、花嫁衣裳をチュチュにした、アステアとのダンスは、テクニカラーのソフトフォーカスで撮られており、ロマンティックなトーンで、更には池の上でも踊ってしまうという、あまりにもハリウッド的な楽天性に溢れています。
※ソフトフォーカスは、当時58歳のアステアの老いを隠すためだったという説があります。

 

やや映画会社が張り切りすぎたせいもあり、豪華絢爛過ぎていている印象もあります。

 






前作の『昼下がりの情事』といい、この作品といい、オードリーは自らの「欠点」とさえ思われかねない特徴を、逆手にとっています。
『昼下がりの情事』では「瘦せっぽち / Thin Girl」、『パリの恋人』では「可笑しい顔 / Funny Face」が何度となく、セリフが出てきます。

それは、当時のグラマーガール(ソフィア・ローレン、ジーナ・ロロブリジータ、BB、マリリン・モンロー等々)や、北欧系の完璧な容貌を持った女優(ガルボ、ディートリッヒ、バーグマン)と比較してのことであることは言うまでもありません。


そうした「欠点」は「欠点」などではなく、むしろ美徳であると、この2つの映画は主張しています。

 

「瘦せっぽち」だから、バレリーナなようにファンタジーの世界にいて、色事師の誘惑からするりと逃げ捕まることがない。
「可笑しい顔」だけど、そこには美的なモデルにない、知性と個性、笑顔と清らかさがある。

 

一連のオードリー作品がハリウッドに持ち込んだ新しさとはこうしたものでした。

 

※時にオードリーがハリウッドに持ち込んだのは、ヨーロッパテイストであると言われるときがあります。

 アン王女のローマ、サブリナのパリ...  

   しかし、ハリウッド映画は、ガルボ、ディートリッヒの頃から、そしてヴィヴィアンやクローデット・コルベールによって、

 北欧系、フランス、イタリア、ドイツと遥か以前からヨーロッパテイストに溢れかえっていたので、

 それは特にオードリーによって持ち込まれたものではないように考えます。











ところで、この映画で彼女が最も美しいのは、ラストシーン近くの黒のサブリナパンツ姿での、シンプルな装いのときです。まさに「瘦せっぽち」のエレガンスがそこにあります。













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