8月29日に生誕109周年と没後42周年を迎えるイングリッド・バーグマンの作品をご紹介します。
(1915年8月29日生誕 - 1982年8月29日没)
なお、こちらの作品は、Amazonプライムビデオで無料で視聴可能です。
なお、吹き替え版も無料で視聴可能です:
『汚名』(1946)
監督 アルフレッド・ヒッチコック
共演 ケイリー・グラント、クロード・レインズ
衣裳 イーディス・ヘッド
撮影 テッド・テズラフ
【あらすじ】
父親に独のスパイ容疑がかけられ、売国奴の娘と呼ばれたアリシア(バーグマン)にFBIの捜査官デブリン(グラント)が接近してきた。
ナチの残党と思しき人物セバスチャン(レインズ)が父の友人であったことから、アリシアにその内情を探って欲しいという依頼だった。
舞台はリオ・デ・ジャネイロに移り、アリシアはそこでセバスチャンの求婚に応じるが、デブリンとの連絡も引き続き行われていた。
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『汚名』は、ケーリー・グラントとの世界一長いキスシーンで名高い作品です。
清純派と見なされていたバーグマンが、積極的な愛情表現と上質なエロティシズムを表現できた作品です。
映画がキスを撮っているというより、キスが映画のために発見された愛情表現だといった印象を持つ。
そこにあるのは、流れるようなキヤメラワークと照明の微妙な推移であり、唇と唇を触れ合わせることで高まる心内の震えと官能の昂進とが、フィルムの黒白の濃淡を生きもののように脈打たせているのが手にとるようにわかる。
(蓮實重彦)
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バーグマンは、積極的に愛情を示しながらも、愛の確信を持てない女の不安や強がりをも表現しており、それが映画のサスペンスともつれ合いながら高まっていくのです。
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バーグマンはヒッチコックの3作品に出演しています。
(他に、『白い恐怖』(1945)と『山羊座のもとに』(1949))
その3作品の中で最も素晴らしいだけでなく、ヒッチコックのサスペンスとしても、『めまい』と並んで最高傑作のレベルでしょう。
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名シーンや創意工夫が詰め込まれた作品です。
ワインセラーの鍵を隠す手の動き、毒殺されそうになるバーグマンが気づくシーンの視線劇、バーグマンたちがワインセラーに忍び込んでいる間パーティでシャンペンがなくなるくだり、ラストシーンの元ナチと思しき男たちのシルエット姿など...
語っても語りつくせない魅力があります。
※ウラニウムは、ヒッチコック作品に特有の「マクガフィン」として機能しております。
(マクガフィン:物語を活気づけるためのモチーフだが、意味はよくわからないままにされるもの)
バーグマンの美しい背中も忘れがたいです。
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フランソワ・トリュフォーは、この作品を純粋な恋愛映画としてヒッチコックの最高作品とみなしています。
何度観返しても素晴らしい傑作です。
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