来る3月16日は、イザベル・ユペールの71歳の誕生日です。
(1953年3月16日生まれ)
それを記念して、彼女の作品を紹介しています。


今日ご紹介するのは、初のハリウッド進出作品にして、ユペールの代表作です。

 

『天国の門』 (1980)
監督 マイケル・チミノ
共演 クリス・クリストファーソン、クリストファー・ウォーケン
撮影 ヴィルモス・ジグモンド

 

【あらすじ】
共にハーバード大学で学んだ親友、エイブラルとアービン。
そして20年後、保安官となったエイブラルはワイオミングで牧場主となっていたアービンと再会する。
そして牛泥棒根絶の為に多数の農民を殺すという牧場主リーダーの計画を知ったアービンは、エイブラルに相談を持ちかけるが……。



219分の長編であり、巨額の製作費がかけられた壮大な「失敗作」とも言われています。
しかし、『クレオパトラ』同様に、愛すべき作品です。

フランスから進出したユペールは、フランス系移民の娼婦として登場します。

『勝手に逃げろ/人生』に続き、娼婦役を演じます。
その点でも、ディートリッヒの系譜につながる女優と言えます。
ディートリッヒも何度娼婦を演じたことでしょうか。

ユペールは、エレガンスの女優ではなく、リアリティの女優です。
その卓越した演技力は、古典ハリウッド的なロマンティックなファンタジーの世界には似つかわしくありません。
むしろ、ハリウッド崩壊以降の寒々とした風景にこそ、フィットしています。

 

その寒々とした風景とは、まさにこの『天国の門』で描かれたワイオミングです。
そこでは移民粛清やレイプが行われる凄惨な場であります。
そこで、ユペールは娼婦でありながらも、大らかで、そして、無垢な子供のような演技は、リアリティを保ちながら、強く観る者の胸をうちます。










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