来る3月11日はドミニク・サンダの73歳の誕生日です。
(1951年03月11日生まれ)
それを記念して、ドミニクの作品を紹介しています。

 

『ルー・サロメ/善悪の彼岸』(1977)
監督 リリアーナ・カヴァーニ
共演 エルランド・ヨセフソン

撮影 アルマンド・ナンヌッツィ

 

【あらすじ】
1882年、ローマ。
若き哲学者パウルとその友人フリッツが魅惑的なロシア人女性ルーに心を奪われ、共同生活を始める。
だが、パウルとフリッツはルーをめぐって争うようになり、3人の関係は破綻していく。

 

監督は『愛の嵐』のリリアーナ・カヴァーニということもあって、作品は残念な仕上がりですが、ドミニク・サンダの存在が単なるスキャンダリズムから救っています。


ドミニク・サンダは、知性派女優と言われます。

そうした抽象的な物言いはさておき、ドミニク・サンダが机に向かってペンを執る姿は、実に印象的です。

 

『暗殺の森』も、彼女の登場場面での立ち姿に息を吞みました。

 

ドミニク・サンダとは、最後の古典的な女優だったのかもしれません。
ガルボやベティ・デイヴィスのように登場した瞬間から、映画の画面で強い存在感を発揮していた女優だったのです。

 









 








 

 

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