来る3月11日はドミニク・サンダの73歳の誕生日です。
(1951年3月11日生まれ)
それを記念して、ドミニクの作品を紹介しています。

 

『初恋』(1970)
監督 マクシミリアン・シェル
共演 ジョン・モルダー=ブラウン、マクシミリアン・シェル
撮影 スヴェン・ニクヴィスト

【あらすじ】
16歳の少年ウラジミールは、年上の公爵令嬢ジナイーダに心を奪われる。
これが初恋なのであった。
そして、ウラジミールはジナイーダも恋に落ちていると直感する。
女王として君臨していた令嬢は、厳格な父の前では、彼の言うがままになる奴隷へと化した愛人の関係にあることを偶然にも垣間見てしまうのだった。

 

ドミニクの最初期の作品です。
ツルゲーネフの小説をドイツの監督=俳優が映画化して、ハンガリーで撮影されました。


ヌーヴェル・ヴァーグは、良質な小説を原作としたような映画を唾棄した、「現代」の瞬間を追求した映画の運動でした。

そんなヌーヴェル・ヴァーグの熱狂がすっかり終わったこの時期、映画は斜陽期を迎えていました。
 

そして、19世紀のような時代に設定したような映画が生まれはじめ、映画は反動の時代を迎えたと言えます。

じっさい、この映画は、映画として充実しているとは言い難いです。


しかし、ふと、それでもこの映画に惹かれてしまうのは、
ツルゲーネフのような、いわゆる文学作品と言ったものに、ドミニクには実に似つかわしいからです。

それはドミニクが、彼女の敬愛するガルボのような古典的な美しさをもっており、
やや時代錯誤ともいうべき、19世紀ロシアの小説に合うのでしょう。

そう考えると、デビュー作の『やさしい女』がドストエフスキー原作であったことが象徴的に見えてきます。
その意味で、ドミニクは、反時代的な女優なのです。

 

なお、撮影は、ベルイマンの作品で知られるスヴェン・ニクヴィスト。

 











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