4月15日はクラウディア・カルディナーレの86歳の誕生日です。
それを記念して、クラウディア・カルディナーレの映画を紹介しています。

 

『山猫』(1963)
監督 ルキノ・ヴィスコンティ
共演 バート・ランカスター、アラン・ドロン
音楽 ニーノ・ロータ
撮影 ジュゼッペ・ロトゥンノ ※テクニカラー

【あらすじ】
1860年春、統一戦争下のイタリア。
シチリアを300年の長きに渡って統治してきたのは“山猫”の紋章を持つ名門貴族サリーナ公爵家だった。
自らの終焉を感じながらも、これまで通り優雅に振る舞う公爵。
一方、彼が目をかけていた甥のタンクレディは革命軍に参加し、機敏に立ち回る。
ある日、片目を負傷し休暇の出たタンクレディは、避暑に向かうサリーナ公爵一家と合流、やがてそこで新興ブルジョワジーの娘アンジェリカと出会い恋に落ちる

 


『若者のすべて』(1960)で、ネオレアリズモの集大成的な作品を撮ったヴィスコンティが、後期ヴィスコンティともいうべき、貴族の黄昏を描きだしたのが、この作品です。

テクニカラーによる撮影ということもあり、邸宅の美術を含めて素晴らしい出来になっています。
 

ここでは、女優より男優の方にやや重きが置かれています。
この作品では、バート・ランカスターとアラン・ドロンがその役で、片目を覆ったアラン・ドロンの美しさはただ事ではありません。


さて、アラン・ドロンとともに、『若者のすべて』に出演していたクラウディアは、ここではドロンの花嫁役を演じています。

ラスト近くの、クラウディアとバート・ランカスターとのワルツが、優れたシーンとして語られることが多いのですが、
ここでは、むしろ、クラウディアのブルジョワ娘ぶり、その映画崩壊期の味わいを語りたいと思います。


クラウディアは貴族の娘ではなく、新興ブルジョワの娘として登場し、貴族の末裔であるアラン・ドロンと惹かれあいます。

ここで思い出されるのはブリジット・バルドーです。
バルドーにせよ、クラウディアにせよ、ブルジョワ娘役がこの上なく似合うのです。

ブルジョワ娘としての美しさというのは、古典的な均整のとれた美学とは別の、カジュアルで崩れた美学です。

 

それは、1960年代という映画の最後の輝きの時代に、クラウディア・カルディナーレは、これまでの美女とは別の美女像を生み出したと言えましょう。

(この稿未完)








 















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