来る11月5日に生誕110周年を迎えるヴィヴィアン・リーについて、紹介しています。
(1913年11月5日生誕 - 1967年7月7日死没)

 

『アンナ・カレーニナ』(1948)
監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
共演 キーロン・ムーア

撮影 アンリ・アルカン
製作 アレクサンダー・コルダ
衣裳 セシル・ビートン

【あらすじ】
俗物的官僚の代表者たるカレーニンと政略結婚させられた美貌のアンナが愛なき生活の不満から、貴公子ヴロンスキーと恋におち、駆け落ちまでするが、男に対する嫉妬と罪の悔悟から、鉄道で自らの生命を絶つ。



言わずと知れたトルストイのメロドラマの古典です。
グレタ・ガルボによる1935年の作品以来の映画化です。
(厳密にいえば、ガルボは1927年にも『アンナ・カレーニナ』に出演しています。ガルボで2回も『アンナ・カレーニナ』を演じているのです。)


ここでのヴィヴィアンは、『哀愁』のかの名演技を思い出させます。

(物語の素材としても、『哀愁』と同様の悲劇的な結末でもあります)


特に、ヴェニスに駆け落ちをするものの、愛の生活が閉塞していき、ヴロンスキーとの距離が徐々に広がっていくときに見せる寂しげな笑みが強く印象に残ります。

 

 
























 


なお、やや蘊蓄めいた話となりますが、実に多国籍による映画です。

製作、主演女優、衣裳が、イギリス。(主演男優は、アイルランド)

原作は、ロシア。

監督、撮影監督が、フランスです。

※衣裳は『マイ・フェア・レディ』で知られるセシル・ビートン。
※製作は『美女ありき』で監督をしたロンドンフィルムのアレクサンダー・コルダ。

※撮影監督は、のちに『ローマの休日』を撮ることになるアンリ・アルカン。(ほかに、ソフィア・ローレン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャンヌ・モロー、フランソワーズ・アルヌールの出演作品も)

製作のアレクサンダー・コルダは、この作品と言い、彼が監督した『美女ありき』と言い、きわめて有能なプロデューサーです。
(ルビッチのかの傑作『生きるべきか死ぬべきか』も彼の手によるものです。)

 

それは『風と共に去りぬ』のデヴィッド・O・セルズニックと比せられましょう。
奇しくも、ガルボの『アンナ・カレーニナ』もセルズニックによる映画化だったわけで、コルダは、女性の大作映画を送り出したセルズニックへの対抗心でこのヴィヴィアンの『アンナ・カレーニナ』を製作したのかもしれません。

 

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