フランスの春の映画です。

辛気臭い「社会派映画」から程遠い、豊饒な春の空気が充溢しているお話です。

 

『春のソナタ』(1989)
監督 エリック・ロメール
主演 アンヌ・ティセードル、フロランス・ダレル
撮影 リック・パジェス

【あらすじ】
恋人が出張中のため1人では落ち着かない高校教師のジャンヌは知り合いのナターシャの家に居候する。
ナターシャの父親は、自分の娘ぐらいの歳の女性エーブと同棲していた。
エーブを気に入っていないナターシャは、ジャンヌを父の恋人にしようと画策するが、出会った彼らの関係は想像以上に複雑にものになっていく……。

 

ロメールの映画全般の特徴は、美しい女優たちの心理劇と、嘘のようなハッピーエンドです。

心理劇だからと言って、辛気臭さとは無縁です。

この映画も、嘘のようなハッピーエンドで終わります
提示されていた謎、こじれた人間関係が放置されることなく、まとまります。
現代フランス映画でありがちな、後味の悪い視聴感は一切ありません。

(現代フランス映画は、やたらと俳優が怒鳴ってばかりでうるさい印象があります)


この作品は、ロメールの『四季の物語』の第1話の春の物語で、
桜をはじめとした豊かな植物に彩られつつも、過剰な映像美はありません。

ロメールの美しい映像を観て、フランスへ行きたいと思う人は絶たないのは分かります。









ロメールの映画はほぼワンテイクで、編集をほとんど行わないので、全てが事前に念入りに準備されております。
そんな作りこまれているのにも関わらず、出来上がったフィルムは、本物の日常を切り取ったとしか思えない不思議さがあります。


主演のフロランス・ダレルは、1968年フランス生まれ。
演劇学校に学び、映画デビュー直後に、この映画で初めて主演をしました。
その後、テレビドラマで活躍しています。

 















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