エリック・ロメールのいくつかの作品が、Amazonプライムで無料で視聴可能になりました。

こちらの作品は、等身大の女優たちの起こす小さな奇蹟の物語です。

これぞ、真の現代フランス映画です。

 

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『レネットとミラベル/四つの冒険』(1986)
監督 エリック・ロメール
主演 ジェシカ・フォルド、ジョエル・ミケル、マリー・リヴィエール
撮影 ソフィー・マンティニュー

第1話「青の時間」
第2話「カフェのボーイ」
第3話「物乞い、万引き、ペテン師」
第4話「絵の販売」

 

なんと、楽しく可愛らしい映画でしょうか。
撮影監督は、『緑の光線』のソフィー・マンティニュー。

彼女が映しとる「ほとんど目に見えない大気の流れとなってあたりにはじけ散るような快楽」がこの映画に充満しています。






田舎とパリを舞台とする「4つの冒険」。
と言っても恋愛のアヴァンチュールなどではなく、他愛もないエピソードばかりです。






おそらく下手な監督が撮ったら、退屈しそうな題材を、ロメールとソフィーが手掛けると、上質な少女漫画のような、可愛らしいフランス映画に仕上がるのです。





昨今の日本映画やフランス映画のわざとらしく醜悪な展開に比べて、なんと優雅な物語の運びでしょうか。

これが真の現代フランス映画だと思います。



 

娘たちは、自然の洩らす音としては響かぬほどのため息のようなものに耳を傾けることで友情を結び、パリでの協同生活を始める。(...)
ここでも、いかにもロメール的な他愛のなさが映画になってしまうという奇蹟が演じられていて、ごくありきたりなキャフェのテラスで、レネットが喰い逃げの嫌疑をかけられてギャルソンと応戦しあうさまが嘘としか思えぬ自然さで独立した短篇となっていたのである。
(蓮實重彦)

 






エリック・ロメールの作品では、スターや、スタジオに所属する女優は皆無に近いです。


1960年代以降の映画とは、そうしたいい意味でのアマチュアリズムが、(単なる熱に浮かされた実験ではなく)慎ましく、1人の人間の姿を等身大のスケールで提示することができ、それにより、1930~50年代の映画全盛期にはなかった、繊細な感動を与えてくれるのです。

通俗的な「フランス映画」は全て無くなってもいいので、こういう映画だけ残ってほしいと思います。


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