来る6月29日は、キャサリン・ヘプバーンの没後21周年です。
(1907年5月12日 - 2003年6月29日)
それを記念して、彼女の作品を紹介します。



この作品は、Amazonプライムビデオで無料で視聴可能です:

 

 

『赤ちゃん教育』(1938)
監督 ハワード・ホークス

共演 ケイリー・グラント

撮影 ラッセル・メティ

【あらすじ】
結婚を間近に控えた古生物学者のデビッド恐竜の骨組を組み立て、あと鎖骨が1本が揃えば完成というところまで来ていた。
ある日デビッドは博物館へ資金援助を検討中のランダム夫人との間を、取り持ってくれる弁護士ピーボディとゴルフに出かけ、そこで勝気な未亡人スーザンと出会う。
しかし、スーザンのおかげで、ピーボディには悪印象を与えてしまう。その一方で、スーザンは、デビッドを気に入ってしまう。さらに、彼女はランダム夫人の姪であった!
 
※リメイク『フーズ・ザット・ガール』(1987年、マドンナ主演)

 

天才監督ホークスによる荒唐無稽なコメディです。
 

『ラ・ラ・ランド』でもエマ・ストーンが、この映画のタイトルを口にしていました。

 



この作品は、映画史上に残るスクリューボールコメディの傑作として数えられます。

スクリューボールコメディとは、1930年代半~1940年代前半のハリウッドのジャンルです。
「スクリューボール」とは「変わり者」の意味で、「スクリューボール」な男女の破天荒な物語の喜劇です。婚約者は婚約を破棄し、離婚予定者が離婚を止めるなどのストーリー展開が極めて特徴的です。


さて、この映画は、正にスクリューボールコメディの傑作にふさわしい仕上がりです。

キャサリン・ヘップバーンは、豹を街に出す、男性の服を盗む、他人の家の前で合唱する、脱獄する・・・と、
まさに「変わり者」を演じきっています。



キャサリン・ヘップバーンは、転倒することで男性を巻き込み、いつの間にか男性からの心配や愛情を獲得したり、
饒舌さで男性を圧倒し、男性を困惑に陥れ、優位的な立場に立ったり、

それが、単に面白おかしいだけの「ヘン」な行為ではないのが、ハワード・ホークスの天才です。










また、キャサリン・ヘップバーンは、いつもながら、軽やかで美しい動きやエレガントな仕草を、挟み込むことで、「女優のコメディ」を演じていています。




また、留置場に収監された際に、警官を幻惑させるために、キャサリン・ヘップバーンが暗黒界の女王のふりをとっさにするシーンで、一瞬にして蓮っ葉な女に変身するシーンは、映画女優としての力量を強く感じさせます。







ホークスの映画では俳優たちは映画俳優であって、変人やお笑い芸人ではないのです。

とりわけ、キャサリン・ヘップバーンが演じる、過剰なアクションがコメディを機能させています。

それが、この映画を映画史上に残る傑作とさせているのです。


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