フランスの女優アヌーク・エーメが逝去しました。
ここに、追悼の意を表し、彼女の作品についての投稿を再掲いたします。

 

『甘い生活』(1959)
監督 フェデリコ・フェリーニ 
共演 マルチェロ・マストロヤンニ
撮影 オテッロ・マルテッリ

【あらすじ】
作家志望の夢破れたゴシップ記者のマルチェロは豪華なナイトクラブで富豪の娘マッダレーナと出会い、安ホテルで一夜を明かす。
ハリウッドのグラマー女優を取材すれば、野外で狂騒し、トレビの泉で戯れる。
乱痴気と頽廃に支配された街ローマ。
同棲中のエンマは彼の言動を嘆く。
2人で訪れた友人スタイナー一家の知的で落ち着いた暮らしぶりを羨むマルチェロだが、彼らも子連れの無理心中。
いよいよ狂乱の生活に没入するマルチェロは海に近い別荘で仲間と淫らに遊び耽る……

 


アヌークは度々イタリア映画やハリウッド映画に出演しています。
イタリア映画出演で有名なのは、フェリーニのこの作品と『8 1/2』でしょう。


この作品でアヌークは、準主演として、富豪の娘を演じており、夜なのにサングラスをかけて登場します。
アヌークは、マストロヤンニとともに、売春婦の自宅(宿?)に高級車で乗り付け、一夜を過ごします。

 

その家というのが、本当に貧しく、悲惨な場所で、そこへ正装をした美男美女が登場するのですから、これを退廃と言わずして何かというほどです。

いかにもこの時代に流行した映像芸術らしいテーマ設定ですが、アヌークの存在感によって、その退廃は、マイルドなものとなります。
観ていて不快な退廃ではなく、ひょっとしたらこんなのものも悪くないかもしれないと感じてしまいます。

アヌーク・エーメにせよ、モニカ・ヴィッティにせよ、監督(フェリーニ、アントニオーニ)のマッチョな世界観を柔らかく包み込むような存在感を画面に残しています。

 

それが、アヌーク・エーメの女優としての稀有の資質です。





















#映画好きな人と繋がりたい
#洋画好きな人と繋がりたい
#女優好きな人と繋がりたい 
#女優さん好きな人と繋がりたい
#女優好きさんと繋がりたい
#女優  
#美女
#クラシック映画
#映画女優
#フランス映画
#フランス女優
#女優志願
#女優志望
#エレガンス
#最も偉大な女優
#アヌークエーメ
 
#cinemaclassic 
#classicmovies 
#vintagemovie
#actress
#elegance
#actrice
#anoukaimee
#AnoukAimée