本日のカトリーヌ・スパークの生誕79周年を記念して、彼女の作品を紹介しています。
(1945年4月3日 - 2022年4月17日)


カトリーヌ・スパークのベストNo.1はこちらとなります。

 

『禁じられた抱擁』(1963)
監督 ダミアーノ・ダミアーニ  
製作 カルロ・ポンティ
共演 ホルスト・ブッフホルツ、ベティ・デイヴィス
原作 アルベルト・モラヴィア

【あらすじ】
裕福な家で育った画家のディノは、近所の老画家のモデルをしていたセシリアの美しい肉体と大胆さに魅了される。
割り切った関係のはずだったが、彼女の裏切りが次第にディノの歯車を狂わせ……。

 


カトリーヌ・スパークを見出したソフィア・ローレンの夫カルロ・ポンティが製作しています。

イタリアのバカンス映画に出演している印象がある彼女ですが、
この作品は、イタリアの大作家モラヴィアの『倦怠』を原作とした、シリアスな映画です。
なんと共演は大御所ベティ・デイヴィス。
これだけでも、観る価値は担保されていると言っていいでしょう。


スパークは、当時18歳。
この作品では、若干ロリータ的な小悪魔を演じています。







カトリーヌ・スパークが多く出演してきたような、バカンス映画のカラフルでファッショナブルなハピネスは一切ありません。
原作『倦怠』のタイトルそのままに、倦怠が、モノクロームの映像で描かれます。




 


そして、舞台は倦怠の町ローマ。
『ローマの休日』で有名なスペイン階段出てきますが、そこにはアイスクリーム屋などありません。

倦怠の2大女優ジャンヌ・モロー、モニカ・ヴィッティとはちがい、
マイルドな倦怠感のある、スレンダーな容姿が、カトリーヌ・スパークの持ち味と言えるでしょう。









18歳の小悪魔というと、どうしてもナボコフ=キューブリックの『ロリータ』を思い出してしまいますが、
スキャンダル的な要素は少なく、唯一、身体にイタリアリラ紙幣を貼り付けるシーンくらいです。









強く印象の残るのは、昼下がりにテラスで、イタリアンポップに合わせてけだるく踊るスパークのシーンです。

カトリーヌ・スパークとは、マイルドなニヒリズムの女優なのです。







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