12月27日はマレーネ・ディートリッヒの生誕122周年でした。
(1901年12月27日 - 1992年5月6日, 90歳没)

 

それを記念して、ディートリッヒの代表作品を年代順に紹介します。

 

『間諜X27』(1931)
監督 ジョセフ・フォン・スタンバーグ
共演 ヴィクター・マクラグレン
撮影 リー・ガームス

【あらすじ】
第1次大戦中のウィーン。ある娼婦の客 (実は警察)が、娼婦に間諜を持ちかける。
任務の最中、ロシア軍大佐と仮面舞踏会で謎めいた出会いをし、ポーランドの前線で宿命の再会を果たす。
宿屋の女中に化けたX27号は、同行させた愛猫から正体がバレてしまい、楽譜にした伝言文は大佐が弾いてみればまったく曲になっておらず、暗号と発覚する。
だが、X27号は、彼に眠り薬を盛り、逃げおおせる...

 

ディートリッヒのハリウッドでの第2作目にあたります。
スタンバーグ監督との協働も3作目となり、更に完成度が増しております。


ディートリッヒがストッキングをなおすシーンから始まるこの映画は、ストッキングをなおすシーンで終わります。
なんという、粋な仕掛けでしょうか。




ディートリッヒのコスチュームの妖艶さ(娼婦役の服、スパイ役のレザー服)については指摘するまでもないでしょう。
※クレジットはされていませんが、トラヴィス・バントンによるものです。












この映画は何よりも、悲劇的なラストシーンの美しさによって記憶されます。


着弾したディートリッヒが、あっさりと動から静へと移行する様は、サイレント時代の映画術を思わせるものです。
それは、サイレント時代からの映画監督スタンバーグならではです。

 





付き添い役の若い将校から目隠しされるのを拒み、奪った目隠し用の布で、彼の涙をぬぐう、ディートリッヒの一瞬の動き。



かの有名な化粧直しのシーンでのサーベルという小道具。

 



撮影は、ハリウッドの軟調の撮影を完成させたリー・ガームス。
じっさい、この映画で、ヴィクター・マクラグレンの男っぽさとディートリッヒの女っぼさとを、その顔だちの鮮明さと微妙な陰影とで区別しています。
仮面舞踏会の夜のディートリッヒのスパンコール付きの衣裳の、陰影ある煌めき。





ヴィクター・マクラグレンをわざと逃がしてしまうシーンでの、窓から夜の外光を取り込んだ暗がりの美学。
絶頂期のディートリッヒのエレガンスは、こうした撮影監督の存在抜きに語ることは出来ません。





#映画好きな人と繋がりたい
#洋画好きな人と繋がりたい
#女優好きな人と繋がりたい 
#女優さん好きな人と繋がりたい
#女優好きさんと繋がりたい
#映画好き 
#女優  
#女優志願
#女優志望
#エレガンス
#最も偉大な女優
#マレーネディートリヒ
#マレーネディートリッヒ
#クラシック映画
#美しい瞳
#光と影
#ヴェール
#ソフトフォーカス
#ハリウッド

#cinemaclassic 
#classicmovies 
#vintagemovie
#actress
#elegance
#cinemalesson
#classichollywood
#golgenageofhollywood
#marlenedietrich