10月22日のカトリーヌ・ドヌーヴの82歳の誕生日を記念して、ドヌーヴの映画を最初期から、たどり返しています。
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今日は、1970年代に戻ります。
ドヌーヴは、1970年代のことを「沈んだ時期」「完全なブラックアウト(停電)の時期」と表現しています。
フランス映画自体の苦境を反映しているものでもあり、じっさい、微妙な作品が多くあります。
ドヌーヴは、1980年の『終電車』で空前の大成功を手にして、「ブラックアウト(停電)」から脱するのですが、その前年はこの作品に出演しています。
Courage Fuyons (1979)
監督 イヴ・ロベール
共演 ジャン・ロシュフォール
撮影 イヴ・ラファイ
【あらすじ】
マーティン・ベロムは生まれつきの臆病者。
占領の混乱の中で子供時代を過ごした後、彼はすべてを決定するマチルダと結婚。
彼らには2人の子供がいて、音楽が好きだったのにもかかわらず、薬剤師に。
しかし、この単調な生活の後、五月革命が発生し、アムステルダムのキャバレーで美しい金髪の歌手であるエヴァとのクレイジーな恋をすることに。
彼女を口説くためにあらゆる努力をする。
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物語はC級コメディなのですが、撮影が『快楽の漸進的横滑り』『小さな赤いビー玉』のイヴ・ラファイなので、リタ・ヘイワース的なファム・ファタールぶりが堪能できる映画になっています。








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ファム・ファタール物の傑作、ジャンヌ・モローの『エヴァの匂い』(1962)へのオマージュで、ドヌーヴの役名もエヴァとなっています。
また、『うず潮』以来の薄い眉が、より薄くなってきています。



その代わり、モスグリーン色の瞳が目立つようになっていて、グリーンの衣装にフィットしています。




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実に珍しいことですが、ドヌーヴは、クラブ歌手として歌声も披露しています。
他には、『恋のモンマルトル』(1975)や『恋路』(1991)や『8人の女たち』(2002)くらいでしょうか。
ドヌーヴが尊敬する先輩女優ジャンヌ・モローが、正統派演劇で活躍し、女優だけでなく、映画監督や歌手まで手を広げていたのに対し、ドヌーヴは、映画一本槍で、今日に至るまで110本もの映画で重要な役を演じています。
ドヌーヴは、演劇や歌とはほとんど無縁であり、その意味で生粋の映画女優なのでしょう。
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残念ながら、このDVDは日本では入手不可能です。
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