1月23日は、ジャンヌ・モローの生誕96周年でした。
(1928年1月23日生誕 - 2017年7月31日死没)

それを記念してジャンヌ・モローの作品を紹介しています。


今日ご紹介するのは、モローの「アンニュイ」美学の作品です。

 

『夜』(1960)

監督 ミケランジェロ・アントニオーニ

共演 マルチェロ・マストロヤンニ、モニカ・ヴィッティ

撮影 ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ
 

【あらすじ】

作家のジョヴァンニと妻リディアは、病床にある友人の作家トマゾを見舞った。

もはや回復の見込みはなく、自分ずっと愛してくれた男性の、死を前にしたその姿を見て、リディアの心が激しく波打つ。

彼女はトマゾではなくジョヴァンニを選び、作家夫人として何不自由のない毎日を送っていたが、その生活に得体の知れぬ不安が徐々に広がっていく。

 

イタリア戦後映画の名匠アントニオーニの、いかにもアントニオーニ的な作品です。

 

カラカラに乾いた昼の街と、時折驟雨が降る夜の豪邸、そして白けた朝。

ある夏の1日を通じて、倦怠感が世界を覆い、愛の不毛が描かれます。

 

 





モローは、その直後の『突然炎のごとく』と対極にある疲れた人妻を演じております。


 

 

分かりやすいエンターテインメントがお好きな方には、ちょっと厳しい作品です。

 

しかし、主演はモローのほか、マストロヤンニと、モニカ・ヴィッティ。

 

そして撮影監督は、傑作『エヴァの匂い』で、冬の凍てつくヴェニスを撮ったジャンニ・ディ・ヴェナンツォ。
(他にも『ブーベの恋人』『太陽はひとりぼっち』『8 1/2』)

モノクロームの、上質で緊張感のある映像が楽しめます。

 

たまには、こんなイタリア映画もいいでしょう。




 

 

なお、助演のモニカ・ヴィッティもまたアンニュイの女王です。

 

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