原題 The Hobbit: The Battle of the Five Armies
ピーター・ジャクソン監督による、「ホビット」3部作の最終章。
冒頭、竜のスマウグにより港町エスゴラスが火の海となるが、バルド(ルーク・エヴァンズ)の活躍によりスマウグは倒される。町を失った人間達は、エレボールへ避難しようとするが、そこは莫大な財宝に目の眩んだドワーフのトーリン(リチャード・アーミテージ)ががっちり守りを固めていて、人間達の侵入を許さない。ホビットのビルボ(マーティン・フリーマン)はこの状況を打開すべく、ドワーフの秘宝「アーケン石」をこっそり持ち出す。
やがて、人間・エルフ・ドワーフ・オーク・ワーグ(狼)の5軍(原題のFive Armiesとはこの5つの軍を指す)入り乱れての戦いが始まった・・
全体にとても完成度が高い。冒頭で竜のスマウグがあっさりやられてしまったので、「この先、間が持つのだろうか?」といささか心配だったが、それは杞憂に終わった。
文字通り全般見せ場の連続である。上映時間が145分とこのシリーズにしては短いこともあり、途中飽きることもなく、最後まで一気に見せる。上手く編集したものだ。
ちなみに、3作の上映時間は、
1作目「ホビット/思いがけない冒険」 170分
2作目「ホビット/竜に奪われた王国」 161分
3作目「ホビット/決戦のゆくえ」 145分
となっている。
この3作目は3部作の中で最も良く出来ていると思う。締めくくりに相応しい出来栄えである。戦闘シーンが多いが、これが実に見応えがあるのだ。手を変え品を変え、様々なパターンの戦いを堪能できるので、飽きることがない。
話は最初から最後までドワーフ中心に進む。ホビットはどちらかというと脇役的扱い。それでも最後はビルボが故郷へ帰り、ちゃんと「ロード・オブ・ザ・リング」に繋がるようになっている(当たり前だが)。正月休みに気合を入れて「ロード・オブ・ザ・リング」3部作を観てみようかという気にならないこともないが、とにかく長いからね・・
ちなみに今回は「3D字幕版」にての鑑賞。3Dは2Dと比べるとどうしても画面が暗くなるのが難点だが、本作ではほとんど気にならなかった。
