シネマスコーレにて鑑賞

製作年度:2023年        上映時間:119分

 

若松孝二監督が仲間と映画作りに奮闘する姿を描いた作品

”止められるか、俺たちを”(2018)の続編。その作品で主人公だった吉積めぐみ(故人)を演じた門脇麦が本作で写真で出演。井浦新が前作に続き若松監督を演じています。

 

企画・脚本・監督/井上淳一

 

出演

井浦新/若松孝二

東出昌大/木全純治

芋生悠/金本法子

井上淳一/杉田雷麟

 

 

 

 

”シネマスコーレ”とは、ギリシャ語で”映画の学校”

1980年代初めに映画監督・若松孝二監督が名古屋でミニシアター(シネマスコーレ)を開業する。

支配人に抜擢されたのは、結婚を機に東京の文芸座を辞め、”

これからはビデオの時代”と地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをやっていた木全純治だった。

木全は”ビデオの時代”と言いながらも映画に対する思い入れを常に抱えていた。(理解ある奥さんの存在も大きかった)

 

そこに吸い寄せられる若者たち。

大学の映研に属し、映画監督を目指す金本法子は”自分には撮りたいものなんか何もない”と言いながら映画から離れられずシネマスコーレでアルバイト。

田舎の映画青年だった井上淳一も映画監督になりたい一心から若松プロの門を叩く。

(若松プロに入りたい一心で井上が若松監督の乗った新幹線に入場券で東京に付いていったエピソードが面白い、また、正式に若松プロに入って助監督としての失敗談も・・・・)

 

本当にあったエピソードと思うが、若松監督が若き井上淳一に予備校のプロモーション映画の監督に登用しながらも自身が仕切る姿も笑えました。その作品には赤塚不二夫氏が出演

 

    予備校の映画撮影時のスタッフたち

 

名古屋市内の他の映画館でお見かけすることがある木全さん

ご本人も映画に登場しています。