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「ベガスの恋に勝つルール」
どうしても成功作とは思えない。
キャメロン・ディアスとアシュトン・カッチャーという、
文句のない出演者だが、
なにか遠慮があるのか、はじけ方が足りない。
円満な夫婦の体裁をとるということ。
相手の足を引っ張って、ダメージを与えること。
そして半年後には自分に有利な条件で分かれる、
というテーマが見えない。
結婚しているという社会的な認知がどこまで広がって、
ただ、お金のためなら、その後のダメージを自分が
受けてもかまわないのか。
お金や、プライドの呪縛から解き放たれたら
本当の自分を発見する。ということなの?
なにより作戦がセコイ。
元彼がダサい。
結末の幸福感がない。
トリート・ウィリアムスが見れたのは良かったけど、
クイーン・ラティファはあの役で満足か?