一昨日の夜、

DVDつけっ放しで寝てしまい、

朝テレビの音で起きたらマイコーことマイケル・ジャクソンの訃報。


まだ、死亡との情報、みたいなアバウトな感じだったのが

確定。


なんだろう、

私がマイケルがいて、一番うれしかったのは、

この人と同じ時代に生きて、同じ空気を吸って、

同じ地球で生きているってことかな。

今も世界のどこかでマイケルが

生きてるとか思うと、すげーと思える、

一緒の時代に生きれて感謝できる、

そういうほとんど唯一の人だったかも。


だって、

努力の神業使いなんだもん。

別に信仰してるとかじゃなく、

ダンスもだけど、私はやっぱり、

歌のうまさに泣けたんだよね。

(前にニーヨとニューキッズのとこで書いた件です)


歌のうまい人なんてたくさんいるし、

それでも全然芽が出なかったり、一度も表舞台に立たずに

消えていく人もはいて捨てるほどいる。


マイケルだってデビュー時から、

天才扱いだったけど、十代後半は伸び悩んでいたし、

出す作品によっては、あり得ないと思うけど消えていたかもしれない。


『オフ・ザ・ウォール』だって、

フツーに考えたらバカ売れなんだけど、

マイケルは、みんなの反響や評価が低くて、ショックを受けたらしい。

で、次こそはもっともっとすごい作品を作る、

と心に誓って『スリラー』を作ったと。


どんだけ野心家で

どんだけ頑張り屋さんなんですか。

本当にそういう思いの強さみたいなのが

実はすごく大きかったと思うんだよね。

それが、才能や成功につながったんだと思う。

「スクリーム」をやったジャム&ルイスも

マイケルの貪欲さにビックリしてたし、

ドクター・ドレーとかにまで会って、

ドレーに自慢&ちょっとバカにされたりもしちゃうし。


クインシーと別れたあとの

『デンジャラス』のテンションとかサイコーだし。




最初は、

全然実感わかないというか、

別に今までも子供の頃ライブ行っただけで、

日常会っていた知人でも友人でもないし、

私が好きなことを知ってる親や友達からの連絡にも

平坦な感じで応じていたんですが。。


昨日もDVDつけっ放しで、

今朝も起きたらやっぱりテレビが点いてて、

マイケルの過去の映像なんかが流れてて、

ここで初めて泣いちゃった。

しかもそこそこガン泣き(照)。


私は『デンジャラス』派なので、

別に『スリラー』にすごい思い入れないけど、

「ビート・イット」とか「スリラー」とか

歌って踊る姿が、

どっからどう見ても、めちゃくちゃかっこいいんだもん。

100人が100人見て、「かっこいい」と思うレベルなんだもん。

あ~やっぱりこの人と同時代でよかった、と。

やっぱり、幸せに長生きして欲しかったな、と。


私もさ、純粋なファンではないと思うんだ。

マイケルならなんでもいいとか、そういうレベルのコア・ファンではないし、

私のマイケルへの思いが、他の人と比べて特別とも思わないし。

ただただ、客観的に見てすごいから、

地球人として、好きだっただけ、というか。

音楽にわりと思い入れのある地球人なら、

フツーやられるよね、っていうレベルに到達してるから。


負債500億円近くあったみたいだけど、

そのためのツアーの事柄に煩わされて、

それが死の遠因になったんだったら、

あのさ、500億円なんて

世界中のファンが1000~500万人くらいだと仮定して、

ひとり5万円~10万円出せばいいんでしょ?

そんなん、10万痛いけど、出すよ!

というか、国宝を超えた地球宝だから、

世界で保護しろよ!

と、言いたい。

はぁ~。空しいけど、本当にそういうレベルだよね。

それくらいの恩恵を、世界に与えているよ。


別に悪口じゃなく、

アッシャーやビヨンセみたいな実力派売りのスーパースターの方々と

比較しても、もう段違いだし。

本当にズバ抜けて、すごかったからな。

ラストアルバムになった『インヴィンシブル』も

歌のうまさ、もうありえないもん。

「Don't Walk Away」とか

「Whatever Happens」とか

未発表音源の「The Way You Love Me」とか。


まぁ、ここ十数年は、すでに亡骸的感はあったけど、

亡骸でも亡霊でも何でもいいから、

やっぱり生きてて欲しかった、という思いと

病気やなんかでますます世間から奇異な目で見られるより、

こっちのほうがマイケルにとって幸せだったかもという思いが錯綜。


でも、やっぱり幸せなおじいちゃんになっている

マイケルを見たかったな。孫とか抱いちゃってるような。。

亡霊でもお化けでもなんでもいいから、

幸せに生きてて欲しかったな。


ありがとう、っていう気持ちのブログを書こうと思ったけど、

やっぱ無理だ。

未練ブログだ、これ。