1989年公開『バットマン』で

ジョーカーの吹替えを担当したのは誰?

 

クイズから始まる映画紹介!

6月16日公開の『ザ・フラッシュ』で話題となっているのが

バットマン/ブルース・ウェインを演じるマイケル・キートン

 

 

そのマイケルが、最初にバットマンとなったのが

1989年に公開された『バットマン』だった。

 

 

前年公開の『ビートル・ジュース』のキャラクターイメージから

発表時はバットマンファンには不評だったが

公開後は好評に転じていった印象。

 

 

ちなみに『ビートル・ジュース』で

マイケルの日本語吹き替えを担当したのは、西川のりお

 

 

マイケル自身は『紅の豚』の英語版で

主人公ポルコ・ロッソを演じている。

 

マイケルは続編の『バットマン リターンズ』を最後に

バットマン役を降板している。

 

 

そして、2014年

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

で、ゴールデングローブ賞で主演男優賞を受賞するなど

その演技力が改めて注目された。

 

 

ここで演じたのは、かつて「バードマン」というヒーローを演じ

スーパースターとなった俳優が、落ちぶれて

いつまでもいつまでも「バードマンの人」と状態から

起死回生の舞台に挑戦する!

当然、観客は『バットマン』を演じたマイケルと

イメージをダブらせて観てしまう訳だが・・・

その辺も逆手にとって、自虐的に演じているように見える。

 

もちろん作品としても超オススメ!アカデミー作品賞受賞

全編ワンカット長回しに見える演出方法など、見所満載です!

 

名実ともに、超一流となったマイケルがキャスティングされて

大きな話題となったのが、

2017年公開『スパイダーマン: ホームカミング』

 

 

メインヴィランに主役級の大物をキャスティングするは

1978年『スーパーマン』のジーン・ハックマン以来?恒例だが・・・

ここで注目されたのは、

かつてDCコミックを代表するヒーロー「バットマン』を演じたマイケルが

マーベルの怪人役に! なんとも皮肉なキャスティング!

ある意味「裏切り」というか「格落ち」というか

今風?にいうと「闇落ち」的で萌える展開!

 

加えて「バードマン」の後の「怪人」バルチャー

とココにも掛かっている!

バルチャーとしては『モービウス』にも出演しており、

今後もマーベル映画に登場すると言われている。

 

 

 

そして『バットマン』である。

今回の映画『ザ・フラッシュ』でも再演が話題になっているが

実は配信画用映『バットガール』にも出演した

完成間近に「お蔵入り」が発表された。

撮影は終了しているので

『ジャスティス・リーグ』のスナイダーカットの例もあるので

今後、何かの形で発表されるかもしれないが

ジェームズ・ガンらによる「Dcユニバース再編」もあり

望みは薄いかもしれない。

 

もっともマイケル・キートン版バットマンは

今後も継続の噂もあり、

DCとマーベル両方のレギュラーとなりそうである。

 

 

さて表題のクイズ

1989年公開『バットマン』で

ジョーカーの日本語吹き替えを

担当したのは誰?

正解発表の前に、当時の吹き替え事情を!

 

主役級の場合は有名俳優。

脇役やセリフ一言二言のチョイ役に

アイドルやお笑いタレントを起用することで

ワイドショーなどで取り上げられ、宣伝になる!

この手法を確立したのが、アニメ映画にトレンディ俳優を起用した

スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーだと言われている。

 

今でこそ、シネコンが普及し

吹替え版が同時期に劇場公開されるが

それまで吹き替え版と言えば、

TV放送の為に製作されるのが一般的だった。

 

90年代、レンタルビデオ店が普及したことで

映画マニアしか買わなかったビデオソフトだったが

レンタル店が購入することで売り上げが見込める。

ということで、話題作りに吹替え版を製作するようになる。

 

画像

                    ※ネットで拾った販促用雑誌の画像です

 

で『バットマン』である。

主演のマイケル・キートンを渡辺博之(バットマン リターンズも)

ヒロインのキム・ベイシンガーを宮崎ますみが演じている。

当時としても知名度は、そこそこ・・・

吹替え演技も本職声優に比べると・・・

 

そして、アカデミー賞常連!

超一流の名俳優ジャック・ニコルソンを

デーモン小暮(現・デーモン閣下)

画像

                    ※ネットで拾った販促用雑誌の画像です

 

ロックバンド聖飢魔Ⅱのボーカル

相撲評論家・ワイドショーのコメンテーター

などで知られる閣下だが実は・・・

世を忍ぶ仮の姿の幼少期「劇団ひまわり」に所属しており

デビュー後も劇団☆新感線「星の忍者」など

舞台俳優としては豊富な経験がある。

特撮ファンには、仮面ライダー『MOVIE大戦アルティメイタム』

で演じた悪魔ザタンの声で知られている。

ザタン | 仮面ライダー図鑑 | 東映

 

 

 

 

『バットマン』でも演技は?というと

ジャック・ニコルソン本人に引けを取らない・・・

とは言い難いが、個人的には「味」があって良かったと思う。

 

久しぶりに観てみたいのだが

残念ながら、現在配信などでは

デーモン版の日本語吹き替えは観ることが出来ないらしい。

中古のDVDなども探してみたが・・・

ネットでは

吹替え情報までは記載されておらず、発見できなかった。

 

せっかくなので『ザ・フラッシュ』公開記念に

TV放送してくれると嬉しいのだが・・・