やっと見た「プレステージ」!「永遠の0」映画化との違いがオモロイ その2 | 映画バー「銀幕酒場」オフィシャルブログ[バーの紹介とか、映画やDVDやドラマやアニメや演劇のハナシ]

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さて、クリストファー・プリースト原作「奇術師」の映画版「プレステージ」ですが。

まぁ、ネットで読む限りだけど、大胆な原作脚色も評価されて、原作ファンもあまり怒っていないなんて、結構珍しい気もするけど、原作ファンの方々実際いかがでしょ?

そもそも「プレステージ」は、SF小説が原作だと知っていると知らないとでは、かなり評価も分かれそうな気もするけど。

そのなか、ふと浮かんだのが「永遠の0」だ。

現代人が過去の日記を読む解く…という「奇術師」に対して。
取材で読み解く…という展開は構造として「永遠の0」もあまり変わらない。

そう考えれば、現代シーンの全くない「永遠の0」もありえるわけだ。

もちろん、そうなると原作者・百田尚樹氏の「永遠の0」の執筆理由があやふやになりそうだけど、それはクリストファー・プリーストの「奇術師」も同じかも。

つまり、宮部久蔵そのものの物語の映画化である。

まぁ、この程度の企画は誰でも浮かぶだろうから、そういうオファーもあったと思うので、のちのち「日本沈没 第二部」みたいな感じで実現できないですかね。

クリストファー・プリースト「奇術師」の映画版を見る限り、いけそうに感じたけど。

もし実現できれば、零戦映画の最高傑作になると思うんだけど…。

というと、映画版「永遠の0」を批判していそうが、
現時点で史上最高の零戦映画でしょ。

数年前に零戦の本(共著)を書いたので、思い入れたっぷり。
試写会で百田尚樹氏の挨拶も聞いて、百田尚樹氏出演番組ほぼすべて見ているので、思い入れたっぷりもあるんだけど。

原作を越えていないのは「奇術師」と同じかも。