【速攻レビュー】高畑勲監督「かぐや姫の物語」つぶやきまとめ | 映画バー「銀幕酒場」オフィシャルブログ[バーの紹介とか、映画やDVDやドラマやアニメや演劇のハナシ]

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基本的には「つぶやきまとめ」ですが、追記していきます。

もしかすると「風立ちぬ」より「かぐや姫の物語」のほうが好きかも。またじっくり語りたい映画には違いないけど、同じく何度も見ることはないかな。アニメ表現は確かに画期的だけど、肝心なのは竹取物語の新解釈だ。まぁ、不覚にも涙ぐんでしまったけど。

高畑勲監督「かぐや姫の物語」のテーマは「風立ちぬ」と同じく“生きる”という点で同じだと思ったけど、ちと自然回帰すぎな印象も。とはいえ、2年前に収録したという故・地井武男の演技もあるわけで、それを思えばそれだけでも泣ける。

とはいえ、童話化された「竹取物語」しか知らない身としては、高畑勲監督「かぐや姫の物語」について何も語れないのもまた事実。そのぶん深い。とはいえ、約140分は長い。退屈、眠い、意味が分からないという声も上映後聞いた。予備知識がないと少しキビシイかも。

そうそう、高畑勲監督「かぐや姫の物語」の宮本信子ナレーションは「あまちゃん」の前に収録されたそうだけど、どこか「あまちゃん」気分も。その意味では「あまロス」対策コンテンツでもありますな。今後、地井武男遺作・あまロス的プロモーションはありでしょ。

「風立ちぬ」のコピー“生きねば”は、ラストのセリフ変更による「こじつけ」感が強いけど、高畑勲監督「かぐや姫の物語」はストレートだった。単調ながらも、つか芝居的緩急もあって、ハマるとハマりそう。とはいえ、やはり予備知識は必要な印象。

高畑勲監督「かぐや姫の物語」 のラストで、つか芝居的緩急は絶頂を迎えた…と思う(ネタバレなので、内緒)。もしテレビで見たら、ダメな予感がするので、映画館で見るべき映画。まだ自分は消化できていないけど、いまのところ、黒澤明「夢」に近い鑑賞後感。