※ネタバレなし
絶対に映画館で見るべき“映画”にひさひざに出会った。
ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」は、一般の3Dではなく、絶対にIMAX 3Dで見るべき映画だったけど、それ以上に映画館で見るべき映画。
それが、先日ミュージカル映画の興行収入記録を塗り替えた「レ・ミゼラブル」だ。
キホン予備知識ゼロで見たもんだから、とにかく物語はつらかった。
毎日毎日、もぉーつらいつらい、悲しい悲しい悲しい、私の人生こんなはずじゃなかった、希望もなにもない…(ここ淀川長治の声で読むべし)。
そんな物語だった……。
もぉー、とにかくヒュー・ジャックマン演じる主人公ジャン・バルジャンをはじめ、アン・ハサウェイ演じるファンティーヌ、出てくる貧困層の人生がとにかくつらい。
おしんかい!
だから、宣伝文句でうたっていた「明日への希望」って、どこにあんねん!
つらいだけやん!と思った。
あとで知ったけど、タイトル「レ・ミゼラブル」とは「虐げられた人々」という意味だそうだ。
思わず、ガッテン!
また、映画は全編ほぼセリフなしの歌だけ。
だから、ミュージカルではなく、オペラやん……と思ったけど。
これも塩田明弘著「知識ゼロからのミュージカル入門(幻冬舎実用書)」を読むと、ミュージカルには「セリフなしの全編歌だけ」のものも多くあるそうだ。
てか、オペラは、使う楽曲がクラシックのみとか、歌はマイクなしの「ベルカント唱法」で歌うとか、歌手は歌だけ、踊りはダンサーが担当するなど分業があるとか、オペラにはミュージカルとは違う定義があるらしい(うむ、勉強になったなぁ)。
また書きますが、その後続けて、以下のDVDもまとめて見ました。
映画の雰囲気がまんま味わえる「レ・ミゼラブル 25周年コンサート」をはじめ、リーアム・ニーソンやユマ・サーマン出演の映画版「レ・ミゼラブル(1998年)」、ジョン・マルコヴィッチやシャルロット・ゲンズブールも出てくるTVシリーズ版「レ・ミゼラブル(2000年)」。
それぞれ語ること満載。
アニメ版「レ・ミゼラブル 少女コゼット」ものちのちチェックしますが、日本版映画「あゝ無情」がぜんぜん見つからない。
でもでも、映画版シナリオを見つけました。
シナリオのラストを読むと「明日への希望」が伝わってくるセリフがあった!
映画を見たときはあんま印象に残らなかったけど……。
次回、紹介します。
と、まぁ、こんな具合に、映画を見たあとで何倍も楽しめる映画「レ・ミゼラブル」。
ぜひ映画館で見ていただきたい。