ドギモ抜かれた「ヘッドハンター」今年イチオシ その1 | 映画バー「銀幕酒場」オフィシャルブログ[バーの紹介とか、映画やDVDやドラマやアニメや演劇のハナシ]

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※ネタバレはほぼありません。

 ヘッドハンター[Hodejegerne]

監督:モーテン・ティルドゥム

原作:ジョー・ネスボ

脚本: ウルフ・リューベリ、ラーシュ・ギュドゥメスタッド

出演:アクセル・へニー /他

撮影:シェリー・ジョンソン

製作国 / 制作年:ノルウェー・ドイツ / 2012年

http://www.earthstar.jp/movie/headhunter.htm

■ オススメポイント

脚本的になにがウマイかって、冒頭で主人公の弱みを完全に見せているところだな。


スティーヴ・ブシェミみたいな主人公のおっちゃんの好き嫌いは別にして、これで一気に観客は主人公に感情移入しやすくなる。


しかも物語のメインは逃亡劇で、最後まで、ハラハラドキドキ。


無意気も含めて、主人公に感情移入しちゃった観客はよりハラハラドキドキになるって計算(仕組み)だ。


ネットの評価で「特別いい人でもないし前半はイヤなヤツだと思っていた主人公を、後半では応援していた」というのが多かったけど、実はそんな冒頭の数分が決め手だったんじゃないかな。


おまけに、伏線いっぱいの最後まで息つくヒマもない逃亡劇で、ハラドキは止まらない。


いやはや、今年見たなかでは、いまのところイチオシです。


と思ったら、ハリウッドリメイク決定で、アカデミー賞外国映画賞にも先日ノミネート、おもろさ保証済でしたw


■ 脚本が素晴らしいのか、原作がすごいのか

原作は、ノルウェーの人気小説家&ミュージシャンのジョー・ネスボ(Jo Nesbø)。

http://jonesbo.com

http://www.imdb.com/name/nm1867674


日本では「コマドリの賭け」しか紹介されていないみたいで、「ヘッドハンター」の原作情報が、日本版wikipediaにも載ってないくらい、情報がない。


映画のための書き下ろしなのかな?


そのなか、なんとかジョー・ネスボ本人のサイトでペーパーバック情報をゲット。Amazonの評価だとどっこいどっこい。


すると、やはり脚本がうまいのか?


ちなみに、マーティン・スコセッシ監督が、ジョー・ネスボ原作の「THE SNOWMAN(原題 / 2007年)」を映画化するというニュースが2011年11月にあったけど、IMDbにもまだその情報はなし。


詳しいお方いろいろ教えてくださいまし。


まぁ、なんにしても、ジョー・ネスボには注目ですな。

■ これは恋愛映画だ

原作と映画の違いについては、wikipediaに書いてありましたが、結構ビックリな内容もあり(書くとネタバレになるので、次回書きます)。


やはり「ヘッドハンター」はスゲー恋愛映画でもあるんだなと再実感です。


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ハラハラドキドキ度 ★★★★★

地獄の黙示録度  ★★★★☆

トイレットペーパーの芯注目度 ★★★★★

主人公の身長 ★☆☆☆☆

実は恋愛映画度 ★★★★☆

オススメ度 ★★★★★

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またじっくり見て、いろいろ書きたいとこです。

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