【グッドバイ、バッドマガジンズ】 | シネフィル倶楽部

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NEWオススメ作品(※ネタバレなし)

 

日本が世界に隠したかった、偉大なる、文化────。

 

『グッドバイ、バッドマガジンズ』

(2023)

 

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■『グッドバイ、バッドマガジンズ』あらすじ

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オシャレなサブカル雑誌が大好きな詩織は念願かなって都内の出版社に就職。

 

しかし、そこはオシャレのカケラもないどころか卑猥な写真と猥雑な言葉が飛び交う男性向け成人雑誌の編集部だった。

 

理想とかけ離れた職場に最初こそテンションがダダ下がりの詩織だったが、女性編集長の澤木や女性ライターのハルなど、女性が「エロ」を追求している姿に刺激を受け成人雑誌に対して興味を持ち始める。

 

しかし、そんな中、編集部で取り扱っていた雑誌で「とんでもないミス」が発覚。

 

それを境に共に激務を戦ってきた同僚の編集者たちが次々と退社。

 

オーバーワークで心も体も疲弊しきった詩織だったが、さらに追い打ちをかけるように衝撃的な事実を知ることになる。

 

 

映画『グッドバイ、バッドマガジンズ』公式サイトより)

 

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■全体評

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オシャレな女性誌に携わることを夢見た女の子が配属されたのは、志望とは真逆の男性向け成人雑誌。

 

一癖も二癖もある編集者やライター、営業担当たちに揉みくちゃにされながらも一人前の編集者として成長していくサクセストーリー、かと思いきや・・・。

 

 

斜陽産業になっていた成人雑誌。東京オリンピックを境にコンビニの店頭からその姿を消したそう。

 

その雑誌の編集部を舞台にした物語です。

 

本作をきっかけに、言われてみたら確かにコンビニでも見なくなったなぁと思いました。

 

きっかけが東京オリンピックっていうのがなんだかなぁ、、、という気がします。

 

 

春画が規制され変なモノ・イロモノ扱いされていったのと同じ過程を辿っているような気がして。

 

こういうエロって、隠していくとどんどんと社会的に変なところで変な形で表出しがちですよね。

 

そういう受け皿として公のエロって大事だと思うんですが、、、なかなか難しいんですかね。

 

 

それにしても、本作は企画として切り口が面白いなぁと。

日活らしさ満載

 

サクセスストーリーというよりは、描き方も生々しさを孕んでおり、エロ雑誌編集部の悲喜こもごもや人間ドラマという感じです。

 

 

結構「社会人の苦悩」みたいなものがこの角度から照射されてる感じを受けました。

 

ただ、エッヂの効いた脚本のワードセンスにより、ユーモアも満載。

 

全体通して見どころ満載ですが、そのユーモアだけでも一件の価値ありです!

 

 

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■予告編

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