オススメ最新作(※ネタバレなし)
「Booksmart」とは?
「世間知らず」とか「実践に乏しい人」という意味。
Booksmartな女子高生ふたりの卒業前夜を描いたコメディ♪
前評判通り面白かったー!
アメリカの学生を主人公にした、ハチャメチャ騒動的要素のある作品はそれなりに観てきましたが、今作はダントツで面白い!
下品なのに爽やかな作品です(笑)
そして、本作を監督したのはかの美人女優オリヴィア・ワイルド!
女優としても魅力的なのに、こんな才能もあるなんて…!
『Booksmart』
[邦題:ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー]
(2020)
本作、たった一晩のこんなお話。
成績優秀な優等生であることを誇っていた親友同士のエイミーとモリー。
しかし、卒業前夜、遊んでばかりいたはずの同級生もハイレベルな進路を歩むことを知り自信喪失。
二人は失った時間を取り戻すべく卒業パーティーに乗り込むことを決意するのだが…?
劇場で結構笑いました(笑)
ドタバタ劇ではあるんですが、主役が女性ふたりという新鮮さもあり、その上で彼女たちが見事なコメディエンヌっぷりを発揮してくれているので、キャラクターがなんとも魅力的に見えています。
(これまでの同系作品は、主役が男の場合がほとんど)
要所要所で出てくる彼女たちの友情に心を掴まれた上で笑わせられるので、そりゃ面白いわな!と途中から降参状態でした。
そんな本作のあらすじと魅力を改めてご紹介していきます!
「イェーーーーーイ!!!」
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■『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』あらすじ
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明日は卒業式。
親友同士のモリーとエイミーは、高校生活の全てを勉学に費やし輝かしい進路を勝ちとった。
ところが、パーティー三昧だった同級生たちも同じくらいハイレベルな進路を歩むことを知り驚愕。
2人は失った時間を取り戻すべく、卒業パーティーに乗り込むことを決意する。
(映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』公式サイトより)
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■全体評
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アメリカの学生の一夏や卒業前、とか、スクールカーストの下の人を主人公にといった映画は他に身結構あるんですが、今作はなんでこんな面白いんでしょう。
ちゃんと笑えるのと、ちゃんと感情移入できたからかなーと思います。
そこは主役ふたりの功績じゃないかと♪
この世界観を(文字通り)体現しまくった主演2人が素晴らしい!
ちなみにモリーを演じたビーニー・フェルドスタインはあのジョナ・ヒルの妹だそうです。多才な一家ですねぇ♪
観客はこの二人の関係は初めて観るにも関わらず、冒頭のふたりのやり取りや雰囲気から、そこまでの数年間の積み重ねを一瞬にして理解することができます!
映画としても、伏線の張り方と回収がうまくて、全部がちゃんと笑いに繋がってます(笑)
パンダのぬいぐるみをあんなコメディアイテムにしちゃう映画、他にありますか?笑
タクシーでのポルノ鑑賞中のハプニングも、ハイになってバービー人形になるとこも、ジョーダン先生の副業ナドナド…どれも突き抜けてて笑えるんだわっ!笑
キワドイ台詞やシーンもあり、あるシーンでは実写からアニメーションに切り替えるなど、面白い試みもしていて、2時間あっという間に過ぎます。
あとは脇役たちも魅力的!
ジジやジャレッドの、実は…な人物像。
ジョージやアランの我が道をゆく!感。
ホープやトリプルAの本当の格好良さetc.
隙のないキャラクター配置です( ̄▽ ̄)
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■監督について
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本作を監督したのはなんとハリウッド女優オリヴィア・ワイルド!
本作は批評家の評価も高いらしく、彼女はこれで人気監督への扉が開きましたね(^^)
マーベル作品の依頼も来てるとか。
その前にもう一本別の作品を撮って欲しい気持ちもありますが、次作を楽しみに待ちましょう!
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■あとがき
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下品なジョークもふんだんに盛り込まれた本作。
下品で笑えるというところだけ切り取れば、同じような系統の作品はたくさんあります。
しかし、そこから"イイ感じ"の要素を入れようとして───泣かせたりグッとくる感じにしようとして失敗してる作品が大半です。
この『ブックスマート』はそこに成功してるんです!
最後ちゃんとグッとくる。
もう一度言いますが、下品なのに爽やかな作品です(笑)
是非劇場でご覧下さい♪
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■予告編
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