№25
日付:2022/7/27
タイトル:ソー:ラブ&サンダー | THOR: LOVE AND THUNDER
監督・脚本:Taika Waititi
劇場名:シネプレックス平塚 screen3
パンフレット:あり(\880)
評価:5.5点

 

マーベル作品の中でお気に入りのヒーローはというと、1位はアイアンマンで、2位がガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々。正統派よりも異端児、アウトサイダー的なキャラクターがコミカルに暴れ回る方が性に合っている。雷神ソーはというと、これまで劇場で観た作品はなくWOWOWで復習した程度ですが、アベンジャーズ以降あきらかにキャラ変していて、どんどんイジられキャラと化している。本作もそんなノリを味わいたくて劇場に足を運びましたが、期待を裏切りませんでした。予告編にも登場しているガーディアンズの面々は早々に姿を消してしまうものの、ソーの愛の物語は彼等抜きでも十分楽しめた。

 

そもそもが千年以上生きる“神”なのであるから、地上の民を蹴散らすなど造作もない事。そんな超人が地球を救う一方でこの星の女性と恋に落ちるシチュエーションは、DC側の超有名な宇宙人ヒーローとソックリなのだけれど、こちらの神様の場合はその見かけと違ってとてもデリケート。色々と挫折も経験し、傷つき落ち込み暴飲暴食をする情緒不安定な情けない一面は、人間以上に人間臭い。そこが本作の魅力です。

 

なんて事ないストーリー展開の中に、思わずクスクス笑ってしまうネタを散りばめながら、VFX全開で暴れまわって、最後にホロっとさせながらもちゃんとハッピーエンド。そして次回作を期待させる置き土産も残してくれた。

ラッセル・クロウ演じる全知全能の神ゼウスが、しょぼくれた中年オヤジ風なのがちょっと残念。

 

 

相変わらずお美しいナタリー・ポートマンは今回の主役の一人

 

 

 

パンフレットはインタビュー満載

チラシ①

チラシ②