№21
日付:1995/ ※1995/11/18公開
タイトル:GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
監督:押井守
劇場名:?(新宿ジョイシネマか?)
パンフレット:あり(\1000)
評価:-
この作品を観た記録を残していなかった事が発覚。パンフも前売りも残っているのに、いつどこで観たのか不明・・・・私的には一生の不覚的失態であります。
士郎正宗の原作は未だ未見ですが、その世界観を支える情報量の多さが話題となった。アニメ化にあたりその辺は何ら支障を感じる事のない、骨太且つ押井監督らしさ満載の本作品。観応えありました。
2015年3月7日
WOWOWプライム放送(2015/2/28)分を鑑賞。
今観てもキレッキレな押井監督の演出が光るSFアニメの傑作。20年前の作品ながらまるで古さを感じさせない。宮崎駿氏が彼を買っていた理由が、この作品でも炸裂しているアニメーションのダイナミズムにある事は間違いないと、それを創出する才を持つ者への共鳴であると感じずにはいられない。ここで描かれた虚構の世界を下支えする圧倒的な情報量と、アニメーションとして正しい重力感とでもいうべき設計力にただただ脱帽するしかない。草薙にバトーにトグサという9課の面々が実に魅力的に描かれてもいる。濃密なる80分。
にもかかわらず、押井監督は実写へのアプローチをやめようとしない。実写とアニメを映画という切り口で一括りに出来ても、傑作を生み出す為の芸は全くの別物なのだという事を彼本人の作品が証明しているというのに。
アニメーションの演出と実写の演出とが草薙素子と"人形使い"のように融合できるなんて、私には思えんのです。
本作品、2008年にリニューアル公開していた(「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0」)。Ver.1.0でも今現在十分な完成度だったけれど、+5分の増量分含め化粧替えしたバージョンも観てみたい。
前売りは新宿小田急のチケット売り場で購入していた