日付:1974/
タイトル:ドラゴン危機一発 | 唐山大兄 THE BIG BOSS
監督・脚本:羅維(Lo Wei)
劇場名:? ※同時上映は「ドーベルマン・ギャング」
パンフレット:あり・中古(\200)
評価:-
「燃えよドラゴン」で巻き起こったドラゴン・ブームの中、「ブルース・リー第2弾」と称して1974年に公開された主演第1作の本作品。「燃えよ~」を観ないで先ず最初にこちらの作品でブルース・リー様と相対したおかげで、かなりの拍子抜けとなりました。
劇中、チェン・チャオ・ワン(ブルース・リー)に殴り倒された相手が工場の壁に激突し、人型の穴が開いてしまうシーンがあるのだけれど、一緒に観に行った同級生の熊谷君が「あれ、『片腕ドラゴン』(ジミー・ウォング主演)でもあったぜ」と言っていたのを覚えてる。
当時は「ドラゴン」と付く作品が山ほど公開されましたが、その中に埋没してしまいそうな、彼の魅力が炸裂するとはとても言えない1本でした。
2013年9月21日
WOWOWシネマ放送(2013/7/20)分を改めて鑑賞。
とにかく参ったのが、あの怪鳥音がアテレコされている事。ありゃ良くないです。
段違いの破壊力を見せつけるアクションに、初心(うぶ)でコミカルな表情と、若き日のブルース・リーの魅力は垣間見れるものの、ただそれだけの作品。ブルース・リーの主演第1作としてまだまだ将来も残り続けるのでしょうが。
私が公開当時に観た「危機一発」も「怒りの鉄拳」も、ブルース・リーは英語を喋っていた。↑の「ブルース・リーの肉声入り」という文句も全くの嘘で、英語版もこの広東語版も皆吹替。
ウィキペディアによれば、「日本公開時は、配給元の東和が製作したオリジナル主題歌マイク・レメディオスの「鋼鉄の男」を編入したオリジナルのバージョンで公開された」との事ですが、歌に関してはあまり記憶にない。
当時のサントラに収められた曲がとてもイカしていて、今聴いても心躍るのだけれど、広東語版には当然あまり使われていない。
映画って、なるべくオリジナルで観てこそとは思うものの、ブルース・リー作品に関しては40年近く前に観た当時のバージョンが愛おしく思えてしまいます。
こちらのパンフレット、ヤフオクで再入手したのですが、まるで新品同様の美品。他の作品も同様で、出品者の方はいったいどうやって保管していたのか、大いなる謎でした。