№1

日付:1984/1/3

タイトル:アウトサイダー | THE OUTSIDERS

監督:Francis Coppola

劇場名:センターシネマ

パンフレット:あり(\350)

評価:-


この手の作品が心に染みるかどうかの別れ目があって、それは作り手の目線。大人が昔を顧みるような作りだと、もうダメなんです。だから「スタンド・バイ・ミー」みたいなのもダメ。でもってこの作品もダメ。


そりゃ、どれも大人が作ってるんだから、上記の基準は詭弁なのかもしれません。でもとりあえずはモノローグ入ったり、遠い昔を懐かしむような目線入ったりする時点で、「青春」という匂いを作る側が醸造しようとする作為を感じた時点で、冷めちゃいます。


ちなみに私にとってのベスト・ムービーは、「小さな恋のメロディ」です。


映画の記憶・・・と記録-THE OUTSIDERS 映画の記憶・・・と記録-THE OUTSIDERS


映画の記憶・・・と記録-THE OUTSIDERS


2011年7月11日

TSUTAYA DISCASにてDVDレンタルし鑑賞。


トム・クルーズの名前をクレジットで発見し探しちゃいました。これが意外とチョイ役で出番が少なくて見つけるのに一苦労(グリースの一員です)。


YA(ヤングアダルト)小説の人気作家S・E・ヒントンの処女作を映画化したものですが、彼女が本作を書いたのは16歳の時。となると、私が感じた「大人目線の作品」というのは間違いなのだろうか・・・?


使い古された対立軸に薄っぺらな家族の愛憎劇。安易な事件と負の連鎖。さすがは16歳の書いた作品。少なくとも映画化されたこの作品は、そんなどこかで見たようなエピソードをなぞって終わっているようにしか、当時も、そして今も思えませんでした。


そりゃなんつってもコッポラ監督ですから、卒なく作ってます。

でもグリースの一団の典型的な悪振り方や、彼等の溜まり場でいきなり始まるケンカや、兄貴に突き飛ばされて(ありゃ殴られたなんて代物じゃない)家を飛び出すトニー・ボーイの甘ちゃんぶりや、あれやこれやがみんな心に残りようがないシーンにしか思えませんでした(案の定、記憶に残ってませんでした)。