個性的なパンフレットを「ガーデンシネマ・イクスプレス」として出し続けていた、

東京・恵比寿の「恵比寿ガーデンシネマ」が

2011年1月で閉館する。


またひとつ、個性的なシネマテークが消えるわけで、

やっぱり寂しい。


印象的なパンフレットはいろいろあるけど、

パッと取り出せるもの*の中でお気に入りは、

『ウディ・アレンの夢と犯罪』

*僕のコレクションの中で、古いものはダンボールに格納されている


主人公の兄弟がとりつかれる「富」の象徴・ヨットが、

犯罪を思わせる血と一緒にデザインされた表紙が見事!

サイズはB6判くらいで小さいんだけど、

拡大して壁に飾りたいくらいスタイリッシュ。



エディター的シネマ日記-カッサンドラ

▲左がチラシ、右がプログラム



しかも、裏表紙にはウディ・アレン監督のプロフィールが

英語で!!



エディター的シネマ日記-カッサンドラ裏


どうやら、洋書をイメージしているらしい。


最近は出来不出来の波があるとはいえ、

僕の尊敬するクリエイターの1人である

ウディ・アレン作品を公開してきた劇場の閉館。

ユニークなパンフレットも楽しみだっただけに、

本当に残念。


今後は、どんなパンフレットになるんだろう??


真っ先に目に入るカバーや表紙。
奇抜な装丁で目を引くのは、
基本中の基本です。

比較的よくあるのは、映画のテーマや象徴的なアイテムを
デザインに取り込んだパンフレット。
これが「擬似系パンフレット」です。

今冬の話題作のなかにもありました。
『ノルウェイの森』です。

おそらく、10代にはピンとこないタイトルかもしれませんが、
一世を風靡した村上春樹のベストセラーの映画化です。


エディター的シネマ日記-擬似ジャケット

▲レコード・ジャケット風のカバーから中身を取り出すと・・・



エディター的シネマ日記-擬似レコード

▲まさにレコード。そう、これがレコードです!



写真を見るとレコードにしか見えません。
レコードって何? という若人の声が聞こえてきそうですが、
それは置いておいて・・・。

ときは1960年代後半。
『ノルウェイの森』の主人公、大学生のワタナベは、
レコードショップでアルバイトをしています。
そして、恋人・直子の好きな曲がビートルズの「ノルウェイの森」。
ビートルズはわかりますよね?

タイトルでもあり、キモになっている「ノルウェイの森」。
そして時代のシンボル、ビートルズとレコード。
レコード・ジャケットがパンフレットに化けたのも、
必然といえるかもしれません。