シンプルインテリア。。。友人の話 | ビバ★ネブラスカ生活

ビバ★ネブラスカ生活

アメリカ中西部に生息する普通の主婦の普通のレポート?!



相変わらず 引きこもり生活中で

戦利品も全く無い日々を送っています

昨日・月曜から マイケルは体調も回復して学校へ

私は微妙ですが 何とか悪化せずに過ごしてます


去年の今頃は

害虫騒動がやっと終息しそうな気配に

少しずつ安堵しつつも

殺虫剤アレルギーで 毎日蕁麻疹と戦っていました


なんと半年以上も全身の蕁麻疹が続いて・・・


今は害虫駆除が来た翌日だけ

蕁麻疹が出ますが 普段は大丈夫


だからね

去年から今年前半にかけての大変な時期を思うと

今年は猛暑で大変だったけど

平和かなぁ~って思う


物事って考えようで

幸せな気分になるものですよね

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早速 本題に行きます


もう20年近く前になってしまった

彼女・マミさん(仮名)と出逢ったのは。。。。


彼女とは ある指導員養成の講習会で出逢いました

歳は私より一つ上


しかし 仲良くなって知り合ううちに

私たちの人生の大きな違いに驚く事ばかり


私は決してお利口さん又は優等生というタイプではないけど

それでも 金銭トラブル・タバコ・酒での失敗

その他 騙された・逮捕された・・・などなど

このような事は 全く無い人生でした

言わば まぁ~ 人生はシンプル

複雑な家庭環境・・・というのも無かったし


マミさんの人生は 驚く事ばかり

まるでドラマのような不良人生

シングルで子供三人

子供たちの父親は韓国系のやくざ

逮捕・麻◎・C型肝炎の劇的回復・・・・・などなど

私からすれば あまりにも過激な人生


しかしね 彼女の見た目は 本当に素敵なお母さんで素敵な女性で


私たちは すぐに仲良くなったんです


。。。。。。。。。。。。。。。。。


ある時

彼女のお宅に行く機会がありました

某・公営住宅にお邪魔して 本当に驚きました


その頃 まだ 彼女のお子さんは小学校低学年と幼稚園

なのに

家の中に ほとんど物が無いんです

子供が三人も居るのに おもちゃも無い!

唯一 子供らしいものと言えば

上の子達のつくえの本棚にあった “コロコロコミック” というマンガだけ

布団を仕舞う場所も無くて

四畳半の部屋に 綺麗に布団がたたまれていました

置物一つない部屋

そして とても掃除が行き届いた小奇麗な空間


私はあまりのシンプルさに度肝を抜かれました


六畳のリビングに二畳ほどのキッチン

そして 四畳半の部屋

安くて古い公営住宅は これしか空間がありませんでした

お風呂も公営住宅住人専用の共同浴場


ここで四人で暮らしているの?? 

本当に驚きでした


“食器とかは???” 私が聞くと

マミさんはおもむろに 流しの下の棚から いくつかの食器を取り出して

“これだけ” と言いました


1人に対して ご飯茶わん一つ
お味噌汁用のお椀が一つ
取り皿一枚

以上


そして 彼女は言いました “これで全部 用が足りるのよ”

“お茶もね ご飯茶わんで飲むしね”


。。。。。。。。。。。。。。。。。

 
誤解しないでくださいね!

決して 貧乏っぽいとか みすぼらしいとか

そういう感じではなかったんです

だから びっくりしたんですよ

彼女はおしゃれで綺麗な人だったし

だからね 想定外のギャップに驚いた訳です


 最低限の物達と生きるって

こんな事を言うんだろうなぁ~ と思ったんです


。。。。。。。。。。。。。


彼女の人生と生活ぶりが

あまりにも強烈で 私は連絡をとらなくなった今でも

時々 彼女の事を思い出しているんです


どうしているのかなぁ~

お子さんたちも みんな 幸せにしてるかなぁ~


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私はコレクターだし 昔から収集癖があって

狭い空間の中でも

いろいろ 好きな物を飾ったりするのが好きだった


中学まで 三畳間を弟と共有していた事を思えば

マミさんのお宅とあまり変わらない狭さだったけど

それでも 好きな物がたくさん周りにはあったように思う


彼女のようには暮らせないなぁ~


そう思うけど 

彼女の暮らしは 素敵に見えた


引っ越しが楽そうだしね・・・・


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今の自分は 過去の経験から出来ている訳だけど

彼女は 破天荒な過去の人生から

最低限の物で生きる という人格が形成されたんだろうか


“いつでも どこへでも 行けるように
身軽にしておかなければ・・・・・・・・・・・・・・・・・”


スーツケース一つで引っ越しが出来そうな彼女の生活ぶりに

彼女は 無意識にそんな風に考えてるんじゃないか


私は ちょっとそんな事を思った


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連絡が取れるのなら 是非 また逢ってみたい

そして

あれからどんな人生だったか お互いに語り合いたいなぁ~


彼らの幸せを願いながら

そんな事を思っている