本棚の整理をしていたら、１枚の写真が出てきました。
「なっ、なんだこの顔は・・・」
１０年くらい前に撮った写真。
あまりの自分の老け顔に、唖然としました。
「この頃は、いつもひとりだったな・・・」
アメリカから帰国後、
会社勤めをスタートし始めた頃でした。
友達がいない。
お金がない。
６畳間のアパートにひとり暮らし。
孤独を感じ、なにも持っていない事への
劣等感で、ため息がばかりが出る日々。
いい加減嫌になって、どうにかしようと思い、
会社の人と友達になろうと決めた私は、
いつも笑顔であいさつ、
いつも笑顔で明るく話しかける、
毎日みんなとランチに行く、
いつも相手に話をあわせる、相談にのる、
徹底して、毎日行いました。
相当な疲労感を感じても、がんばって笑顔。
がんばって話しかける。
いい人になりきって、クタクタになっても
続けました。
しかし半年経っても、そんな努力の甲斐もなく、
友達はできなかったのです。
行動しても、行動しても、
現実は変わらなかった。
こんなにも、人の為に良い事をしているのに、
なんで私に好意や興味を持ってくれないのか・・・
もうどうしていいのか、分からなくなって、
自分を見失っていきました。
「私って、人から好かれない人なのかも・・・」
こんな事を思うようになり、
無価値な自分をみじめに感じ、
人との交流を避けるようになったのです。
行動しても、行動しても、
現実は変わらなかった。
その理由は、今ならはっきり分かるのですが、
この時の私は全く分かっていなかったのです。
つづく
P.S. お腹がすいたので、
ご飯食べに行ってきます。
ちょっと、待っててね～