自宅の近くに好きなバーがあったのだが、今年の春につぶれてしまった。そして、僕はたくさん痩せた。

 今日の帰り道はどうしても寄り道をしたくて、遠回りをして帰った。途中に落とし穴があり、地下一階へ…。ここら辺の地上からは想像できない、素敵な世界がありました。俺なんかが一人で黙って飲むには充分過ぎる。

 迷わず一番好きなウィスキーを頼む。明日とは関係ない事を考えながら、一日の終わりへ向かう。

 店を出ると、ジュンからの着信。かけなおしてみると、レコーディングに向けて、この時間までずっと作業をしていたみたい。

 バンドのために何をやろうか考え、バンドの未来を考え、良い具合に今日の最後が引き締まった。さぁ、まずは頑張ってよく眠るぞ!!

Cinderella Knight 小松崎健太