このシリーズ1年ぶりになってしまうのですが、事件が起きましたので書きたいと思います。
インチキ自己肯定にならないためにも最優先事項は承認欲求を切り捨てることです。しかし、承認欲求を切り捨てることができたからといってまだまだ安心することはできないのです。
私たち指導者クラスにも言えることなのですが、承認欲求を切り捨てた先で注意すべきことは強迫観念に駆られてしまうことです。
これは、想定外のことが起きた時や承認欲求の塊の人に振り回された時も含まれます。特に私たちは承認欲求の塊の人が大嫌いだからこそ、そんな人に振り回されることを警戒しています。私自身はサブリミナル「強迫観念 COOL DOWN」を利用しています。そうして一呼吸おいて作戦を考えたり、データを収集したりもしています。
では承認欲求を切り捨てられない人の場合どうなのかというと、もちろん同じインチキ自己肯定の思考パターン、行動パターンに含まれ連動する以上常に強迫観念はついてまわります。このような人がより重症とも言えます。
何故ならば、そもそも思い通りにならないことへの耐性がありませんので思い通りにしようと躍起になってしまいます。
焦っても何もいいことはありません。むしろ悪循環です。
焦る=強迫観念に駆られると、知能が下がります。今まで見えていたことが突然見えなくなってもしまうのです。
昨日、父は母を連れて弟の新車の相談にディーラーを訪ねました。そのついでに直売所に行った後、ふと思いつきで青果市場にいき野菜の相場を見たくなったというのです。一か所余分なところに行ってしまうとその分時間を使いますので、予定が狂ってくるのは当然のことです。時間が押したのでそこで父は慌てはじめました。
失った時間を取り戻したい=思い通りにしたい、つまり1分でも早く帰らないといけない思いで車のエンジンをかけたわけなのですが、駐車していた車をバックさせるときにきらなくてもいいのにハンドルをきってバックさせてしまいました。
父曰く、障害物があることをわかっていなくてハンドルをきってバックさせるのが一番素早く方向転換できるんだと思い込んでいたそうです。
ですが、強迫観念に駆られ焦っていたことで、障害物があるという認識が消えていた。つまり障害物がスコトーマになったということです。
そのままハンドルをきらずにバックをさせればいいものを、ハンドルをきったがために、青果市場の太いコンクリートの柱に車をぶつけてしまいました。
車のリアガラスはバリバリに割れ、全壊しました。
他に駐車している車はなく、人もいませんでしたが、もしこれがスーパーなどの駐車場だったとしたらヤバいのは明らかでしょう。
片づけを済ませ、リアガラスがパーパーのまま再びディーラーに相談に行くことになったわけです。今度はぶつけた車の件で。さらに予定が狂いましたね。
寄り道をした分、時間が経つのは当然です。それを受け止めた上で、平常心になっていればこのような惨事にはならなかったのですよ…。
父はとてもいじけています。
何となくそうなるだろうなと思いましたけれど。
現在、保険を使って車のガラス修理を依頼するか、もう9年目になるので衝突防止機能付きの新車もしくは新古車を購入しても構わないまで話が進んでいますが、ほしい車は農業用の軽バンです。
軽バンといえばやはりダイハツなんですけど、ダイハツは不正問題があったためしばらく車が入って来ません。スズキしかないらしく、でもスズキの性能は信用できないということで、再び平行線にという感じです。
車両保険のことは妹が専門なのでお任せしています。何が最善なのか現在情報収集中です。
たった一つの行動の誤りが、こんな惨事につながりました。
もちろん、人身事故にならなかっただけよかったし、他所の車を破損させてしまうことにはなりませんでした。父母が怪我をすることもありませんでした。このように考えることもできます。まだマシな方だと…。
確かにそうなんです。そう受け止めました。
ただ車や家など一生ものクラスの生活必需品にダメージがいくというのは大金が絡むため、事実を受け入れることの難易度が上がるのは確かです。
しばらく車が一台使えないとなりますと、買い物はどうするのだということで、私の車を使うつまり母が買い物に行くたびに私が車を出さなければならなくなってしまうため、私が時間拘束されてしまいます。
となると、ブログの更新といった私の活動にまで影響が出ることも考えられるわけです。こんなふうに間接的に私まで巻き込まれてしまう形となります。
ですから、インチキ自己肯定につながる行動パターン(特に承認欲求)は自分だけではなくあらゆる人に迷惑が及ぶのだということを認識する必要があります。
悪いことが人を介して循環しているのです。
それ故に、全然関係ない他人の承認欲求や強迫観念や二元論といったことも決して他人事ではないなと思うのです。
だからインチキ自己肯定はダメだ、多くの人が自己受容に目覚めないとこの世の中はちっとも良くなっていかないのですと言いたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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