他人軸であることは、他人の価値観で生きることになり、自分の人生の選択に他人に預ける、まさに他人の操り人形になる生き方です。

 

 

そんな他人軸の在り方が多数派になっているということはとても恐ろしいことです。

私はバカの群れだと思っています。

 

 

多くの人が足るを知るができていませんが、足るを知ることができない人は何に対しても不平不満を言います。思い通りにならないことへの耐性がありません。

私は、ブランド物やいつかは必ず廃れる流行りもの、楽しさがその日のうちに終わってしまうテーマパークなんかよりも布団に入ったときの温もりとか家でお味噌汁が飲めることとかの方がずっとありがたいことだと思います。足るを知ることができないと、このことも当たり前になってしまい、私が書いていることも、何言ってんだコイツ?となり、ありがたいとも何とも思えない傲慢な人間になってしまいます。「足るを知る」ということがどういうことか、理解するためには完全に他人軸をやめることです。

真っ先に取り組むべきことは承認欲求を切り捨てること。ここから始まります。

そして自分軸に慣れていくことが必要です。

他人軸の人は外側の方が力を持っていると思い込み依存します。思い通りにならないことへの耐性がない=思い通りにしたくて仕方がないので、強引にも外側を変えようとしますが、外側つまり環境と他人をいじることはできません。

できるのは、自分の意識を変えて環境と他人を選択し直すことだけなのです。

 

「足るを知る」は、過去の偉人たちの知恵でいうと、東洋では老荘思想、西洋ではストア派哲学からも見出すことができます。

以前に様々な宗教や思想を抽象度レベル別に分類しました。

 

 

ストア派哲学が9.5になっている理由としましては、本当は10にしたいところなんですけど、言葉選びが良くなく誤解を招きやすい表現があるので少しだけ下げたという感じです。言葉の選択も大事ですからね。

 

ストア派というのは自らの運命を認め、それを真正面から受け止めて、なおも積極的に生きようとする考え方だと言われています。

ストア派哲学者の著作では「運命」というワードが頻繁には出てきますが、これをそのまま受け取ってしまうと「運命」は邪気発生源だから駄目なんじゃ…と誤解を生みやすいので説明させていただきますが、ストア派の「運命」は「宿命」や「自然の理法」「思い通りにならないこと」の解釈となるので置き換えることが可能です。

つまり、思い通りにならないことを受け入れていくことです。そのために顕在意識も活用していきます。

ストア派哲学の説いていることは、まさに自己受容の実践トレーニングを行い本当の幸福を知ることなのです。

 

私たちが提唱していることと同じです。

 

とくにセネカは幸福とはどういうものなのかについて言及していますから説得力があります。

セネカの本は中野孝次さん著『ローマの哲人・セネカの言葉』がいいと思います。

 

 

昨日、中野孝次さんのこちらの本を読んでいました。

 

 

中野さんは、ストア派哲学、老子を読んでいて足るを知るをよく理解されています。たまに友人の加島祥造さんが出てくることがありますが、この人も数々の老子や荘子の本を書いている人で、足るを知ることの意味をわかっていますし、他人軸を否定しています。老子を理解している人の視点でのストア派哲学はとても説得力があります。この二つ思想の最終的に行きつく先は同じで自己受容のことを説いています。

 

ストア派哲学の特徴として、思い通りにならないこと(環境、他人)、思い通りにできること(自分の意識)を切り離している点、他人軸、多数派、承認欲求を否定しています。

 

とくにセネカは、忙しくすることに対しても批判しています。「忙」は心を亡くすことであり、自分と向き合うことから遠ざかります。スケジュールをいっぱい詰めないと落ち着かないという人もいますが、それも他人軸ですね。

他人に認められたい人ほど、他人の野暮用を引き受ける傾向で他人に振り回されてしまいます。

また、土曜日は女子会、日曜日は友達とショッピング、再来週は友達とライブとか…こういうのはインチキ自己肯定による楽しみであったり他人に合わせた予定になるので、こんな生活がいつまでもいいというのは時間をものすごく無駄にしていることになります。成長がまるで見られないし、得るもの何もないですね。

 

 

時間だけがあっという間に過ぎて、いつもと同じ顔ぶれで「1年過ぎるのあっという間だよね~」とか毎年毎年言っているようであれば、まったく成長していないです。ただ歳をとっていくだけ。傷を舐め合ってインチキ自己肯定した数だけプライドが高くなっていく…成長どころかダメ人間量産ですね。

 

GabalaboCHさんのセネカの動画を見てみましょう。

この方独特の鋭いツッコミで喝を入れていくスタイルはストレートに響きます。

 

 

好きなことをしなさいなんですけど、多くの人はそれをインチキ自己肯定だと思い込んでいるので注意が必要です。ここでの好きなことは自分軸ですからね。

 

よく、好きなことやりましょう!自分軸で生きましょうとか言って楽しそうな写真をブログやSNSに載せているスピリチュアルリーダーやヒーラーがいますが、あれは全部インチキです。

例えば、女同士群れている写真、自分のネイル自慢、カフェやランチでの糖質の塊の写真、海外でバカンス(フランス語)している写真何ぞアップしている彼女たちは、さも日常が幸せかのように演出して宣伝しているだけです。

 

 

そうでもしないと、セッションやヒーリングがインチキだとバレるからです。

たまに、バレバレの人もいますけどね…ネガティブ駄目だとなって無理して笑顔作って顔が引きつっている人とか、あと太っている方は食生活摂生できてないですね。

ヒーリングしてここまで変われますよ!ヒーリング受けに来てください!が狙いであってそのためにリア充アピールしているのです。騙されないでください。

金の無駄遣いです。彼女たちが、楽しそうに演出している内容も金の無駄遣いです。こんなことを続けたらいずれ破産します。

 

セネカは在職中はものすごく裕福でしたが、それに驕らず決して腐敗することはありませんでした。俗世から離れ、お金がなくても自然とともに生きる生活を実際に送ることで、富や名声などあればいいってもんじゃないことを証明しているのです。

 

案外自分が良いなと思ったものでも社会的な洗脳によって実は他人軸でしたというパターンもあります。何故それに気づけないか。

抽象度が低いからです。

現代はエンターテイメントの洪水と言っても過言ではなく、その多くが拝金教徒たちによって生み出されたものです。存在しなくてもいい業界もたくさんあります。

そんな永久に満足することのない他者目線の楽しみっぽく見えるものに騙されないで、身分の身の回りにあること、ものに喜びを見出すこともできるのです。これに気づけないと、「好きなことやれって言ってもさ、何やるにしても金がかかるじゃないか」になってしまいます。お金かけなくても満たされることはあります。

 

まずは唯一コントロールすることができる自分の意識を変え、自己受容を深めることで身の回りのありがたさに気づかないといけないのです。

大事なのは他人がどう思うか、他人にどう思われるかではなく自分がどう感じるかです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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